WEBクリエイターの仕事内容は?意外と知らない6つの職種を超具体的にご紹介

「WEBクリエイターってどんな仕事をしている人なの…?」
そう思って、検索したり調べてみたりしたけれど、いまいちよくわからない。

「結局WEBデザイナーと何が違うの?」
「どんな仕事をしているのか具体的に教えてほしい…」

この記事で、そんなあなたのお悩みを解決させます!

WEBクリエイターの仕事内容は、一般的に「ホームページやランディングページ、アプリなどの制作」と言われていますが、実は、それだけではありません。

WEBクリエイターの仕事には「WEBに関係するほぼすべてのお仕事」も含まれているので、WEBデザイン、プログラミング、WEBライティング、WEBマーケティングなどもWEBクリエイターの仕事内容に含まれているのです。

この記事では、あなたがWEBクリエイターを目指すにあたって、具体的にどんな仕事をすることになるのか、どんなスキルが必要になるのかを具体的にご紹介していきますね。

WEBクリエイターの仕事内容はかなり幅広い

先ほどもお伝えしたとおり、WEBクリエイターの定義は大きく2つに分かれています。

①WEBに関係するほぼ全てのお仕事をする人

②ホームページやランディングページ、アプリなどを作る人

それぞれ、仕事内容は変わります。

例えば、求人サイトで「WEBクリエイター」と調べてみると以下のような求人が出てきました。

募集例①

仕事内容

  • 自社コンテンツ制作のための取材
  • ビデオ撮影
  • 絵コンテを元にデザイン制作
  • 3Dアニメーション制作

募集例②

仕事内容

  • WEBサイトやランディングページの制作
  • 企業へのプロモーションビデオ制作、編集
  • WEB動画広告制作
  • YouTubeやTikTokなどSNS掲載用の動画制作

募集例③

仕事内容

  • クライアント(大企業含む)のホームページの制作・動画編集
  • 登録者100万人超えYoutuberのSNSショート動画
  • アプリ開発、LPデザイン
  • 大手ブランドのアニメーションの制作

募集例④

仕事内容

    • 動画編集
      YouTube・Tiktokなどの動画編集・企画立案を担当していただきます
    • ITエンジニア、プログラミング
    • WEBマーケター

WEBクリエイターに明確な定義はなく、WEBクリエイターを名乗るための資格などもありません。

今みなさんが読んでいるようなWEB記事を書くWEBライター、YouTubeやTikTokを編集している動画編集者、WEBサイトのコードを組んでいる人など、いろんな仕事が「WEBクリエイター」の仕事内容に含まれているのです。

あなたがもしいま「WEBクリエイター」のお仕事に興味があるとすれば、

  • WEBデザイン制作
  • コーディング
  • WEBディレクション
  • WEBライティング
  • 動画撮影、編集
  • WEBマーケティング

(これ以外も含む場合があります)

の中から特にどれに挑戦したいのかを考える必要があるのです。

この記事では、それぞれの具体的な仕事内容をご紹介していくので、興味が持てるものから調べてみたり一歩挑戦してみたりしてくださいね。

【5分でわかる】WEBクリエイターの具体的な仕事内容

ここからは、WEBクリエイターの仕事に含まれる

  • WEBデザイン制作
  • コーディング
  • WEBディレクション
  • WEBライティング
  • 動画撮影、編集
  • WEBマーケティング

それぞれの具体的な仕事内容をご紹介していきます。

WEBクリエイターの仕事内容:クリエイティブ編

まずは、WEBクリエイターの仕事の中でも特にクリエイティブ要素の強い4つのお仕事をご紹介していきます。

WEBデザイン制作

WEBクリエイターのお仕事内容のひとつめは「WEBデザイン制作」。

いわゆる「WEBデザイナー」のお仕事です。
また、SNS等で一般的に「WEBクリエイター」と呼ばれる人はこのWEBデザイン制作と次にご紹介するコーディングを担当している人を指すことが多いです。

WEBデザイン制作に必要なスキル

  • Photoshop/Illustratorを操作するスキル
  • オリジナルデザイン制作スキル
    (トレースではなく、イチから制作するスキル、経験)

WEBデザイン制作はこんなあなたにおすすめな仕事です

  • 美術やデザイン、ものづくりに興味がある方
  • 小さい頃から絵を描いたりするのが好きだった方
  • お客さんに直接感謝されるのが嬉しい方
コーディング
コーディングとは、WEBサイトやアプリケーションの裏側を設計する設計図のようなもの。

例えばこちらのWEBサイト。
私たちの目には、タイトルや画像、右側に検索窓などがデザインされた状態で見られます。

デザイン

ですが、サイトの裏側(コード)はこのようになっています。

コーディング

この英語や数字が並んでいるコードを操り、WEBサイトやアプリ、ランディングページを制作するのがコーディングのお仕事で、このお仕事を担当している人を「コーダー」と呼びます。

ホームページやランディングページの制作には、WEBデザインとコーディング、両方のスキルが必要なのです。

多くの企業や案件では、デザインとコーディングの担当者は別ですが、最近はデザインとコーディングの両方を1人で担当する「WEBクリエイター」も増えてきています。

コーディングに必要なスキル

  • SEOに関する知識
  • CMS知識
  • UI/UXに関する知識

など
(担当する業務によっても異なります)

コーディングはこんなあなたにおすすめな仕事です

  • 縁の下の力持ちタイプの方
  • プログラミングやエンジニア、コーディングと聞いてテンションが上がる方
  • 黙々と作業するのが好きな人
WEBライティング
WEBライティングは名前の通りWEB上にある文章を書くお仕事です。

どんな企業に勤めるか、フリーランスや副業ライターとしてどんな案件を取るかによって仕事内容は大きく変わってきますが、具体的には、こんな仕事内容があります

  • BtoB向けに発信するリリースの執筆
  • SEO記事の執筆
  • SNSに載せる文章の執筆
  • 社内文書の確認、添削
  • 広告バナーに載せるコピーの作成
  • LPの文章執筆

WEBライティングに必要なスキル

  • タイピングスキル
  • 正しい文章を書くスキル
  • マーケティングスキル
  • SEOに関する知識

(担当する仕事内容によって異なります)

WEBライティングはこんなあなたにおすすめな仕事です

  • 書くことが好きな人
  • SNSなどのメディアが好きな人
  • コツコツ作業に取り組むのが得意な人
動画撮影、編集
動画撮影・編集のお仕事は、YouTubeやTikTok、Instagramのリール動画に使う動画を撮影・編集します。

こちらも、担当する業務によって仕事内容は大きく異なりますが、一般的には以下のような仕事内容を行います。

  • 動画の撮影
    (スタジオをレンタルして撮影、イベントでカメラマンとして撮影など)
  • 動画の編集
    (指示に従い、テロップを入れたり音楽を入れたりします)

また、どのような企画なら視聴者に見てもらえるか、どんな内容なら売り上げにつながるか、どんな言い回しや切り口だと視聴者に刺さるかなどを研究するお仕事を同時に担う場合もありますが、こちらは「WEBマーケティング」に刺さる場合もあります。

動画編集者に必要なスキル

  • 撮影機材を扱うスキル
  • ぶれなく綺麗に動画を撮影するスキル
  • 音声等きれいに拾うためのマイクを扱うスキル
  • 動画編集アプリ(Premiere ProやiMovie、CapCutなど)
  • 一部デザインスキル(テロップ等の配色に使うため)

(担当する仕事内容によって異なります)

動画編集者はこんなあなたにおすすめな仕事です

  • YouTubeやTikTokなどの動画を見るのが好きな方
  • 音ハメ系のゲームが得意、好きな方

WEBクリエイターの仕事内容:ディレクション編

続いて、先ほどご紹介したクリエイティブな仕事内容をいくつか掛け合わせておこなうディレクション系のお仕事内容を2つご紹介していきます。

WEBディレクション
WEBディレクターは、ホームページやアプリなどの制作時に案件全体をマネジメントするマネージャーのような存在。

その仕事を担当している人を「WEBクリエイター」と呼ぶこともあるそうです。

一般的にはWEBデザイナーやコーダーがキャリアアップの一つとしてなることが多く、WEB制作未経験からWEBディレクターになることはほとんどありません。

WEBディレクターは、具体的にこのような仕事をしています。

  • スケジュール管理:納期から逆算して、何日までに何を進めるか決めます
  • アサイン:WEBデザイナーは何人必要か、コーダーは何人必要か考えて担当者を配属します
  • 予算管理:赤字案件にならないように、制作にかかる予算を検討します
  • クオリティチェック:デザイナーやコーダーが制作したものを見て、クライアントに納得いただけるものか確認します

WEBディレクションに必要なスキル

WEBディレクションには、マネジメントスキルが必要もちろんWEBデザイン制作に必要なスキル(Photoshop/Illustratorを操作するスキル/オリジナルデザイン制作スキル)、コーディングに必要なスキル(SEOに関する知識/CMS知識/UI/UXに関する知識)が必要になってきます。

WEBディレクションはこんなあなたにおすすめな仕事です

  • WEBデザインもコーディングもどちらも極めたい(極めた)
  • 責任の大きい仕事にやりがいを感じる
  • 誰かをマネジメントしたり、予算やスケジュールを管理するのが得意
WEBマーケティング
WEBマーケティングの仕事内容は、とてもとても幅広いです。

というのも、広告やSNS、ランディングページなど、WEBに関係するお仕事はほとんどすべてがWEBマーケティング。たとえばこの記事の途中で、コーダーに必要なスキルとして出てきた少し出てきた「SEO」もWEBマーケティングの一つです。

WEBマーケティングができないとWEBクリエイターが名乗れないわけではありませんが、WEBマーケティングができると担当できる仕事も幅広く、やりがいももらえるお金も増えます。

例えば、このような違いがあります。

 

ただのWEBクリエイター

WEBマーケティングもできるWEBクリエイター

WEBデザイン制作

指示通りに、整ったバナーやサムネイル、ホームページを制作する

お客さんがクリックしたくなるようなバナーやサムネイル、ホームページを制作する

コーディング

問題なく表示されたり動いたりするコードを書く

検索したときにユーザーに表示されやすいように細かい対策を施したコードを書く

WEBライティング

依頼された内容を、読みやすい日本語で丁寧に書く

ユーザーがついクリックしたくなるような言葉を使ったり、欲しくなるように商品を魅力的に紹介した文章を書く(いわゆるコピーライティング)

動画編集者

依頼通りに、違和感の少ない動画を納品する

ユーザーが飽きない工夫を自ら施したり、見やすさ、離脱しづらさを研究して動画に反映させて納品する

市場をリサーチし、再生回数が伸びる企画を考える

次の文章はこちらに記述してください。

あなたがもし、WEBクリエイターとして一流を目指していたり、バリバリ稼いでいきたいと考えているならWEBマーケティングのスキルはいずれ必須になってくるのです。

迷ったらまず「WEBデザイン制作」を始めるのがおすすめ

ここまでWEBクリエイターになりうる職業の仕事内容を具体的にご紹介してきましたが気になる仕事は見つかりましたか?

もし「どの仕事も魅力的だな…」「一つに決められないな…」と思っている人がいたら、とりあえずWEBデザイン制作に挑戦してみるのがおすすめです。

理由は以下の2つです。

  • 世間の「WEBクリエイター」のイメージに最も近しいから
  • WEBデザインスキルは他の仕事にも活かせるから

それぞれの理由について簡単に解説していきますね。

    世間の「WEBクリエイター」のイメージに最も近しいから

    ご紹介した仕事(WEBデザイン制作/コーディング/WEBディレクション/WEBライティング/動画撮影編集/WEBマーケティング)のどれを担当してもWEBクリエイターであるとお伝えしてきましたが、世間一般的には「ホームページを作る人」がWEBクリエイターだと認識されていることが多くあります。

    XやInstagramで「WEBクリエイター」を名乗っている人のほとんどが、上記仕事のうちWEBデザイン制作を担当していました。(そういう方がSNSで目立ちやすい、というのもありますが…)

    あなたが「WEBクリエイター」が気になっている理由はなんでしょうか?理由はたくさんあると思いますが、そのひとつに「なんだかキラキラした感じがかっこいい」「おしゃれだしイマドキって感じがする」などがあるとしたら、そのイメージに最も近いのがWEBデザイナーにあたると思いますよ。

    とはいえ、WEBデザイン制作のお仕事がまだピンとこないという方も多いと思います。

    WEBデザインスキルは他の仕事にも活かせるから

    さらに、WEBデザインのスキルは他のどんな仕事にも活かせます。

    たとえば

    • プレゼンテーション資料作成
    • 商品販促のチラシやバナー作成
    • 社内イベントの告知チラシ作成
    • SNS投稿のデザイン作成

    など、色々な場面で活かすことができるのです。

    もちろん文章スキルや動画編集スキルも活かすことはできますが、それらは元々上手だったりある程度は独学でできるようになる人が多いです。一方でWEBデザイン制作のスキルはなかなか所有している人が少なく、ちょっとしたことでも重宝されることが多いのです。

    実際に弊社でも、現役ではWEBデザイナーとして勤めているわけではない方でも、デザインスキルがあるだけでちょっとしたイベントの告知バナーを自分で作っているWEBマーケッターの方や、動画のサムネイルを自分で作っている動画クリエイターの方、営業資料をおしゃれに作り直している営業担当者がいたりします。

    デザインスキルは持っていて損のないスキルなので、気になる方はぜひ先ほどご紹介した無料セミナーも活用しながらWEBデザイン制作のお仕事について調べてみてくださいね。

    まとめ

    WEBクリエイターの仕事内容は、一般的には「ホームページ(WEBサイト)を制作すること」と思われがちですが、実はそれ以外にも

    • WEBライティング
    • 動画撮影、編集
    • WEBディレクション
    • WEBマーケティング

    など、色々な仕事があります。

    大切なのは、あなたがどんな仕事に興味があるか考えて戦略的にスキルをつけていくこと。

    WEBクリエイター=ホームページが作れなければならないという決まりはありません。
    この記事を参考に、あなたがチャレンジしたい仕事内容が見つかれば嬉しいです。

    とはいえ、「どの仕事も面白そう」「なかなか選べない」という方も多いと思います。

    そんな方は、とりあえずWEBデザイン制作を学んでみるのがおすすめです!

    WEBデザイン制作はいわゆる「WEBクリエイター」のお仕事内容に最も近いうえ、他の仕事内容とも関連性が高くて活かしやすいスキルだからです。

    ぜひ気になったスキルについて調べたり、無料セミナーに参加したりしてみてくださいね!