WEBデザイナーを目指したいと興味を持っているけれど、自分でもできるのか、本当に稼げるようになるのかと不安に思っていませんか?
結論から申し上げますと、主婦でも、未経験であっても、WEBデザイナーになり活躍することはできます。
当メディアを運営する日本デザインスクールにも、主婦でありWEBデザイン未経験からチャレンジして、今では在宅で会社員以上の収入を得ている人も多くいるのです。
実際に多くの「未経験である主婦からWEBデザイナーデビューして稼いでいる人」を近くで見ているからこそ、自信を持って主婦もWEBデザイナーになれるということができます。
ですが、やみくもに勉強を進めても、主婦の限られた時間を無駄にしてしまうだけ。
そこで今回の記事では、主婦がWEBデザイナーデビューをするために今から始められることを具体的に解説していきます。
最後まで読み終えたころには、家庭と両立し無理なくWEBデザイナーを目指すためにするべきことが明確になっているはずです。
一般論ではなく、「主婦」がWEBデザイナーを目指すための具体的道筋を体験談を踏まえながら解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
主婦でも未経験からWEBデザイナーになれる!
結論から申し上げると、主婦でもWEBデザイナーになることはできます。
- WEBデザイン未経験である
- パソコンが苦手である
- l年齢を重ねている
という不安を持っている主婦の人であっても、問題ありません。
なぜならば、WEBデザイン業界は年齢や学歴よりスキルが重視される世界だからです。
大手求人サイトを見てみても、年齢不問・学歴不問の求人数は多くあります。
<大手求人サイトのWEBデザイナー求人数>
| WEBデザイナー求人数 | 年齢不問求人数 | 学歴不問求人数 |
25,594件 | 7,083件 | 9,966件 | |
84,576 件 | 11,199 件 | 47,002 件 | |
665件 | 4件 | 467件 | |
70件 | 1件 | 57件 |
※2024.4.7時点の情報です
また、WEBデザイナーは会社勤めではなく、フリーランスや副業としても活躍できる職業です。
フリーランスや副業であれば年齢問わずいつからでも始めることができますし、案件獲得に年齢制限はありません。
働き方も柔軟で、スキルがあれば会社勤めでなくても自分で仕事を獲得できることからも、「スキル重視の世界」と言われる理由がわかるでしょう。
私も職種は違うものの、未経験の主婦から在宅でできる仕事を始め、今では子育てと両立しながら収入を得ることができています。
家で仕事をしたい、子育てと両立したいと望んでいる主婦の人は、ぜひ一歩踏み出してみてください。
未経験の主婦からWEBデザイナーデビューし活躍している2人の方の事例
実際、未経験の主婦からWEBデザイナーになり活躍されている方は大勢いるのです。
そこで本章では、当メディアを運営する日本デザインスクールの卒業生の中から、未経験の主婦からWEBデザイナーデビューし活躍している2人の方の事例をご紹介します。
未経験から3ヶ月で30万円稼いだ30代主婦の方の事例
卒業生のゆうこさんは、主婦として日々を送る中で、未経験からWEBデザインの門をたたき、受講後3ヶ月で30万円の収入を達成されています。
もともとアパレル業界で働いていらっしゃったそうですが、二人目のお子さんの出産を機に主婦になり、その後家で働ける仕事がしたいと考え始めたそうです。
女性のキャリアアップが促進されているとはいえ、家庭と両立して仕事をと思うと今までの働き方より、家でできる仕事が良いなと思う人も多いのではないでしょうか。
私も、外に働きに出るという選択肢では自分は両立できないと在宅でできる職種に目を向けたので、ゆうこさんの気持ちはとてもよくわかります。
ゆうこさんはもともとトレンドを追うことが好きだったことから、数ある在宅可能な職種の中からWEBデザイナーの道を選ばれたとのこと。
現在もフリーラスンスWEBデザイナーとして活躍しているそうですが、より収入を獲得したいと正社員への道も模索しているようです。
WEBデザイナーは、フリーランスとして自由に在宅で仕事ができるということはもちろん、スキルがあれば年齢問わず就職することも可能ですから、働き方を生活に合わせて変えていけるのも魅力ですよね。
また、「WEBデザイナーとして就職しなくても副業WEBデザイナーとして収入の柱を増やすことができる」と動画ではおっしゃっていて、まさに自由な働き方ができるWEBデザイナーならではのメリットだなと感じました。
未経験から毎月10万円安定して稼げるようになった40代主婦の方の事例
https://www.youtube.com/watch?v=BLXcN_cVYYQ&list=PLEIMHFItkFELkjsraEV9sBUxQVOeNQgKW&index=17
卒業生の聖子さんは、未経験からWEBデザインを学び、今では毎月10万円を安定して稼いでいらっしゃいます。
10万円と聞くと中には少ないなと感じる人もいるかもしれませんが、扶養内で、家事育児と両立し無理なく月+10万円できたら、お財布も、気持ちも余裕ができますよね。
得た収入は家族のために使うのもよし、自分のために使うのも良し。
聖子さんも、自分の学びに収入を充てているとのことでした。
家庭を守る立場が故、「自分が自由に使えるお金が少ない」と感じることも多いはずです。
私もそんなモヤモヤを抱えていた一人でしたが、在宅ワークをはじめ、毎月数千円でも自分が自由に使えるお金があるというのは気持ちの余裕にも繋がりましたし、単純に本当に嬉しく感じます。
主婦にこそWEBデザイナーがおすすめできる理由
主婦の方にこそWEBデザイナーがおすすめである、ぜひ目指していただきたいという理由は、多くの主婦が抱える「仕事」に対する悩みを解決できるからです。
<主婦にWEBデザイナーをおすすめする理由>
- 家事や育児と両立がしやすいから
- 在宅でも高収入を目指せるから
- 未経験からでも活躍できるから
- 家族に誇れる職業だから
- 主婦業の経験が生かせるから
WEBデザイナーという職業は主婦に限らず近年とくにおすすめできる職業ですが、「主婦」になぜおすすめなのか、そこに特化して理由をお伝えしていきます。
家事や育児と両立がしやすいから
WEBデザイナーは家事や育児との両立がしやすい職業であるため、主婦にこそおすすめできるのです。
WEBデザイナーはインターネットとパソコンがあれば時間と場所を問わず自由に仕事ができる職種ですので、働き方の選択肢も広がります。
WEBデザイナーは、会社に通勤し正社員やパートタイマーとして働くという選択肢はもちろん、自宅で会社のしがらみに捕らわれず、自宅で自由に働くフリーランスという選択肢もあるのです。
フリーランスの場合、働く場所も働く時間も全て自由に決めることができます。
<主婦が選べるWEBデザイナーの働き方とメリット・デメリット>
| 正社員WEBデザイナー | パートWEBデザイナー | フリーランスWEBデザイナー |
労働時間の自由度 | × | △ | 〇 |
就業場所の自由度 | × | × | 〇 |
安定した給与 | 〇 | △ | △ |
自由度の高さ | × | △ | 〇 |
日本デザインスクールの卒業生である宮本さんは、3人のお子さんを育てながら在宅でWEBデザイナーとして活躍されており、
「正社員のときはその時間絶対会社にいなきゃいけなくて、子供と入れる時間も限られていたんですけど、今はずっと居ようと思えばずっといれるし、子供が熱を出しても仕事をしたりとかそういうところがあって、自分で選べるのは自由で良い」とおっしゃっています。
参考:日本デザインYouTube
子供がいると特に、不測の事態や家事との両立もより大変になるため、仕事との両立ができるかどうかは勤務の柔軟さに掛かっていますよね。
フリーランスWEBデザイナーであれば、仕事場所も時間も自由なので、何時までに送り迎えをしなくてはと焦ることも、子供が体調不良でお休みしなければいけないからと会社で頭を下げる必要もありません。
もちろん案件ごとに納期は守らなければいけませんが、会社勤めでは有り得ない自由な働き方も選択できるため、主婦にこそWEBデザイナーはおすすめできるのです。
在宅でも高収入を目指せるから
会社勤めではなく在宅で働く道を選んだとしても、WEBデザイナーであれば高収入を目指すことができます。
今回は、主婦におすすめの「フリーランスWEBデザイナー」の平均年収を紹介します。
当メディアを運営している日本デザインが、フリーランスWebデザイナーに対して独自の調査をした月収の調査結果が以下の通りです。
参考:PRタイムズ
こちらは月収の調査ですが、上記の調査結果をもとに年収を割り出すと以下のようになります。
<フリーランスWEBデザイナー年収調査結果>
年収 | 割合 |
240万円未満 | 24.2% |
240万円~360万円未満 | 20.42% |
360万円~480万円未満 | 14.6% |
480万円~600万円未満 | 13.6% |
600万円~960万円未満 | 4.9% |
960万円~1,200万円未満 | 1.9% |
1,200万円以上 | 9.7% |
未回答 | 10.7% |
年収360万円未満が約半数を締めているものの、年収1,200万円以上、月100万以上稼いでいる人も全体の約10%いることがわかります。
フリーランスWEBデザイナーのリアルな収入事情をより詳しく知りたいという人は、こちらの動画もぜひチェックしてみてください。
未経験からでも活躍できるから
WEBデザイン未経験の主婦であっても、活躍できます。
冒頭でも述べた通り、WEBデザイン業界は、年齢や学歴よりもスキルが重視される世界。
当メディアを運営する日本デザインスクールにも、年齢や学歴様々な人たちが集っています。
日本デザインスクールの講師である現役プロWEBデザイナーも、「31歳から未経験で始めるのは遅いかな」という受講生に対する質問に対し
「まったく遅くないです!何を言っているんですか。うちのスクールの平均年齢は35歳くらいかなと思ってます。WEBデザインは、年齢関係ないです。60代とかでも稼いでいる方全然いますし、まだまだ人生100年時代なので、まったく遅くないと思います。ぜひチャレンジしてみてください!」と言っています。
実際、冒頭でご紹介した日本デザインスクールの卒業生であるゆうこさんや聖子さんだけでなく、主婦、そして未経験からWEBデザイナーデビューを果たし活躍している方は大勢いらっしゃるのです。
そのため、今主婦であっても、WEBデザイン未経験でパソコンが苦手であっても、スキルを磨けばWEBデザイナーとして活躍することはできるのです。
家族に恥じない働き方ができるから
WEBデザイナーは世間的にも認められている職業であるため、家族に恥じない働き方をしたいと望む主婦におすすめです。
世の中には周囲の理解を得難い職業や、「稼げるかもしれないけれど周りにはなんだか言いたくないな」という職業も存在しますよね。
WEBデザイナーは、世間一般でも認知されており、企業にも重宝される立派な「職業」。
国家資格が存在したり、国が実施する職業訓練校にもプログラムが組まれていることからも、認知度があり重宝されている職業だということが分かるはずです。
日本デザインスクールの講師であり、現役WEBデザイナーである加藤さんも、「WEBデザインを学んだことで自信が持てただけでなく、周囲からの評価も上がった」とおっしゃられています。
「認知度も需要もあり、周りからの評価も得られ自分に自信を持つことができる」ということは、家庭も自分も大切にしたい主婦にとっては嬉しいことですよね。
だからこそ、WEBデザイナーは主婦の人たちにピッタリの職業なのです。
主婦業の経験が活かせるから
家事育児など主婦業で培った経験は、WEBデザイナーとして活かせる貴重なスキルです。
WEBデザイナーとして活躍していくためには、技術面だけ磨いておけばいいというわけではありません。
- クライアントの要望をくみ取ること
- クライアントやチーム間のコミュニケーションを良好に進めること
- 相手の状況を察し先回りして動くこと
など、人との関係をスムーズにしていくこともできなければ、円滑に業務を進められる「良いWEBデザイナー」にはなれないのです。
とはいえ、主婦の人は、上記に挙げたようなことを日常的に行っているのではないでしょうか。
子供やママ友、近所の人の顔色を読み、汲み取り、先回りして動くというのは主婦の得意分野なはずです。
私も自分で意図して上記のような能力を磨いたわけではありませんが、家庭周りの人間関係を円滑にしようと奮闘していると、自然に身についてしまっているなと思います。
「顔色を読む」「気持ちを汲み取る」「先回りして動く」などは、主婦はあまりポジティブな意味合いを持たないことも多いと思いますが、WEBデザイナーや在宅ワークではとても役に立つことがあるなんて驚きですよね。
「主婦だからなにもできないしスキルもない」のではなくて、「主婦だからこそすでに持っているスキルがある」のです。
それらを存分に活かせる職業だからこそ、WEBデザイナーは主婦に全力でおすすめします。
WEBデザイナーを目指す主婦に知っておいてほしいこと
WEBデザイナーを目指す主婦の人に知っておいてほしいことは、今不安であっても、未経験でも、誰でも今後WEBデザイナーとして活躍し、楽しめるようになる可能性は持っているということです。
まずそもそも、WEBデザイナーに向いている・向いていないと始める前から判断することは難しいと私は思うので、興味がある主婦の人はぜひチャレンジしてほしいと思います。
そこでこの見出しでは、未経験主婦が抱きやすい「自分もスキルアップできるのか」そして、「自分に向いているのか」という不安を乗り越えるためのマインドについて解説していきますね。
主婦でも上達が早い人は「楽しんでいる」か「本気」である
WEBデザイン未経験からスタートした主婦であっても上達が早いのは、WEBデザインを学ぶことを楽しんでいる人、もしくは本気で取り組んでいる人です。
楽しみながらWEBデザインに触れられていれば、「やらなきゃ」などというネガティブな気持ちに引っ張られず、毎日学び続けることができますよね。
また、「稼げるようになるために本気で取り組んでいる」人は、主婦であることや未経験であること関係なく、上達スピードは早いです。
楽しいか楽しくないかに捕らわれず、とにかく「稼げるWEBデザイナー」になるために集中していれば、たとえ今WEBデザインが特別好きというわけでなくても着実にスキルアップに向かうことはできるでしょう。
楽しいと思えるかは好みもあるがスキルが付けば改善されることが多い
WEBデザイナーに向いているか、楽しめるかどうかが不安で一歩踏み出せない人は、まずはスキルを磨くことに集中してみてください。
- 楽しくない
- 特別好きではない
- 自分がWEBデザイナーに向いているのか
などという不安は、WEBデザイナーとして稼げるようになれば改善されると思いませんか。
スキルあるので稼げるようになれば、自由に働きながら収入を得られるようになれば、「WEBデザインが楽しい」という基準ではなく、「自由な働き方で収入を得らえる今の生き方が楽しい」に、変わるはずです。
私も、在宅で自由に稼げるようになりたいと数ある職業の中から今の職を選んでいますが、特に幼少期からの夢であったり、特別「好きだ」と胸を言えることではありませんでした。
そして、学んでいる最中も何度も頭を抱えました。
ですが、「在宅で、収入を得ながら、自由な生活を送りたい」これがまず根本に合ったので、スキルを付けることにとにかく集中したのです。
正直、今も「毎日いつでもパソコンの前に向かうのが楽しくてしょうがない!」なんてことはありません。
ですが、今この働き方、この生活ができていることは、幸せだと感じています。
- 自分が好きなことで収入を得られている
- 稼げるスキルがあり自由な生活が手に入れられている
どちらも日々楽しさを感じられるという面では、同じではないでしょうか。
ですから、「WEBデザイナーに向いているかわからない」「楽しいと思えないかも」などという不安をお持ちの人も、在宅で自由に稼ぎ、暮らす未来を望むのであれば、一歩踏み出してみることをおすすめします。
主婦が未経験からWEBデザイナーになるための4ステップ
主婦が未経験からWEBデザイナーになるためには4つのステップを踏む必要がありますが、費用がかかることもあります。
<主婦が未経験からWEBデザイナーになるための4ステップ>
- WEBデザイン制作に必要なものを揃える
- WEBデザイナーとして必要なスキルを身につける
- コンペに応募しながらポートフォリオを制作する
- 案件に応募し経験を積む
それぞれの手順で何をどのように進めていけばいいのか、気になる費用面なども詳しく見ていきましょう。
WEBデザイン制作に必要なものを揃える
まずはWEBデザイン制作に必要なものを揃えることから始めなければいけませんが、パソコンやインターネット環境が整っていない人にとっては大きなお金が動くことになります。
<WEBデザインに最低限必要なもの>
- 一定スペックのあるパソコン
- 快適なインターネット環境
- Photoshopとテキストエディタ
WEBデザイナーとして働くのであれば、快適なインターネット環境とパソコンは必須アイテムです。
スマホやタブレットでは、WEBデザインにおいてはパソコンの変わりは務まりません。
<パソコンスペックの基準>
CPU | Intel Core i5以上 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSDの512GB以上 |
画面サイズ | ノートは15インチ以上 デスクトップは21インチ以上 |
参考:日本デザイン
とはいえ、パソコンは高価な買い物なので購入に躊躇してしまう主婦の人も多いと思いますが、家族と相談し今すぐ購入できるのであればぜひ揃えてほしいです。
こちらの記事では、比較的手ごろな10万円以下でおすすめのパソコンも紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
「今パソコンは持っているけれど、スペックが足りていない。だけど買い替えは難しい…」という人は、まずはそのままのパソコンで良いので学習をスタートしましょう。
確かにある程度のスペックがないと作業が快適に進まず悩んでしまうこともありますが、絶対にダメというわけではありません。
まず学んでみて、やってみて、「やっぱりWEBデザイナーになりたい!」と感じたときに本当に欲しいものを準備しても遅くはないでしょう。
インターネット環境とパソコンが揃ったら、WEBデザインに必要なツールを揃えますが、業界で最も浸透しているPhotoshopを入れておけば問題ありません。
その他、画像やイラストだけでなくテキスト編集も必要になるめの、テキストエディタも下記の中から一つ入れておいてください。
<代表的なテキストエディタ>
- Sublime Text
- Adobe Dreamweaver
- Visual Studio Code
WEBデザイナーに必要なスキルを身につける
必要なものを揃えたら、次はWEBデザイナーになるための最重要ステップである、スキルを身につける段階です。
WEBデザイナーと一言で言っても、
- WEBサイト等のデザインを制作するWEBデザイナー
- デザインをサイトに起こすWEBデザイナー(コーダー)
と、2つの専門分野に分かれて仕事をすることが増えています。
デザインメインのWEBデザイナーと、コーディングメインのWEBデザイナー(コーダー)、どちらを目指すかによって最優先で身につけるべきスキルが変わるため、まずは自分がどちらを目指すのかをハッキリさせておくとよいでしょう。
身につけるべきスキル | 具体例 |
実務レベルのデザインスキル | デザインの基本ルール フォントの活用 余白の活用 色合わせ 現場で活きるテクニック |
基礎レベルのコーディングスキル | HTML/CSSの基礎スキル |
どちらを目指そうか決められないという人は、コーダーよりデザインのほうが稼げる傾向にあることからも、デザインスキルを磨くことをおすすめします。
同じ時間だけ作業するのなら、同じ苦労をするのなら、しっかり稼げるWEBデザイナーになりたいですよね。
まとまった時間の確保や家族の予定で作業時間が左右される主婦は、自給換算した時の収益が高いことに越したことはありません。
ポートフォリオを制作する
スキルを磨いたら、WEBデザイナーとして仕事を獲得するうえで欠かせないポートフォリオの制作に取り掛かりましょう。
<ポートフォリオとは>
WEBデザイナーの作品集のような役割をするもの
自分がどんなデザインが作れるのか、何を得意とするのかをポートフォリオを見ただけで相手に伝わるようにまとめておく
WEBデザイン業界は履歴書よりもポートフォリオのクオリティで判断することが多くあります。
そのため、ポートフォリオが雑であったりクオリティが低いと、どれだけスキルを磨いても低品質なデザインしか作れないWEBデザイナーだと誤認されてしまうのです。
こちらの動画では、実際にWEBデザイナーとして活躍している人のポートフォリオをいくつか紹介しています。
現役プロWEBデザイナーのコメントも見れるので、どのレベルのポートフォリオを目指せばいいのかがよくわかるはずです。
「ポートフォリオ制作って難しそう…」
「ポートフォリオ作るだけで時間やお金がかかりそう…」
と、読みながら不安に思っている主婦の人もいるかもしれませんが、心配はいりません。
ポートフォリオ制作はInstagramなど無料サイトを活用することもできますし、ホームページを制作するとしても年間1万円前後です。
<クラウドソーシングサイトとは>
副業案件やフリーランス向けの案件が豊富に掲載されているサイト
個人法人問わず様々な依頼が掲載されている
駆け出しWEBデザイナーからプロWEBデザイナーまで幅広く利用者がいる
また、クラウドソーシングサイトのコンペを利用すれば、ポートフォリオ制作と同時に収入を得ることもできるかもしれません。
クラウドソーシングサイトにはいろいろな案件がありますが、コンペはクライアントがバナーやロゴ、サイトなどのデザイン案を募集し、その中から気に入ったものを採用するシステム。
数多くの応募デザインの中から選ばれるのは容易ではありませんが、クライアントの要望をくみ取る練習にもなりますし、採用されれば大きな自信となるでしょう。
完成までの期間は人によりますが、大体10〜20点は作品を掲載させたいところ。
ポートフォリオを今から作るぞ!と始めると大変だなと感じてしまいやすいので、学んでいる最中からポートフォリオ掲載を意識して作品作りをしていきましょう。
制作に関するコツや詳しい手順はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
案件に応募し経験を積む
ポートフォリオの制作ができたら、クラウドソーシングサイトなどを活用してどんどんWEBデザイン案件に応募していきましょう。
初心者OKの案件も多くありますが、クラウドソーシングサイトの利用者も多いため、なかなか受注まで繋がらないかもしれません。
受注できたとしてもバナー制作など単価が低い案件が最初は多いと思いますが、まずは一つ一つ丁寧に制作にあたってくださいね。
私も最初はとても低単価な案件ばかりで、自給換算したときに「外に働きに出るほうが断然稼げる…」と、悲しくなっていた時期があります。
ここで多くの人が「辛い」「辞めよう」「効率が悪い」と考えてしまうと思うのですが、手を止めずに低単価案件で経験と実績を積んで口コミを集め、どんどん高単価案件にチャレンジしてください。
応募して落ちるということは、よくあります。
私ももう数年この業界でお仕事お受けさせていただいていますが、応募したものが全部受かる!なんてことはありません。
なので、採用されないことを恐れて応募するのを辞めてしまうことだけは止めてほしいです。
- 一人では辛い
- どうしていいかわからない
と悩む主婦の人は、卒業後サポートがあるWEBデザインスクールを選ぶといいでしょう。
案件獲得サポートや交流会の開催など、フリーランスや駆け出しWEBデザイナーを支援してくれるサポートがあるWEBデザインスクールもあるので、賢く活用してくださいね。
主婦が効率よくWEBデザイナーに必要なスキルを身につけるコツ
何かと忙しい主婦がWEBデザインを勉強するには、効率よく学習を進める工夫をしていかなければいけません。
<主婦が効率よくWEBデザインスキルを学ぶコツ>
- 日々のスキマ時間を活用する
- 1日単位ではなく週単位でノルマを設ける
- パソコンやオンラインツールに触れる機会を意識して増やす
- 稼げるスキルに絞って学習する
上記4つのコツを意識することで、主婦でも効率よくWEBデザインスキルを身につけることができます。
日々のスキマ時間を活用する
家事や育児に追われ自由な時間が少ない主婦は、日々のスキマ時間を活用してスキルを身につけていくことが大切です。
家族が通勤・通学している間の数時間
- ご飯が炊けるまでの数十分
- 子供が昼寝している間の数時間
- 子供がお風呂に入っている間の数十分
- 寝かしつけ後の一人時間
など、細切れで構わないので、とにかく空いている時間を有効活用してください。
普段スマホでSNSをぼーっと眺めてしまっている時間を、WEBデザインを学ぶ時間にあてるようにしていきましょう。
とはいえ、いちいち教科書を広げたり、準備が必要なことだと億劫になってしまいますよね。
そのため主婦の人たちは、動画講義やWEBテキストを取り入れているスクールを活用することをおすすめします。
私は紙の本を読み始めると没頭してしまうタイプで子供に目が回らず危険だと思ったので、動画講義やWEBテキストにはとても助けられました。
自分が一番スキマ時間で効率よく学べる方法を探し、取り入れてくださいね。
1日単位ではなく週単位でノルマを設ける
学習ノルマや期限を設けることは大切ですが、1日単位ではなく1週間単位で設定してください。
「毎日これだけはやる」と決めることはもちろん素晴らしいことですが、家庭を支える主婦だからこそ、家族の体調不良や急な予定変更に対応しなければいけないこともあるはずです。
ノルマが達成できなかった時に自分を責めてしまったり、家族にイライラが向いてしまったりしまわぬよう、1週間単位で遅れを取り戻せればいいという余裕を持ったスケジューリングをしましょう。
私も在宅ワーク初期のころは特に、納期や収入の焦りから自分の首を絞め、家族にも迷惑をかけていた時期があります。
最初は特に頑張りたい、早く稼ぎたいという気持ちも大きいので、「自分の思う通りに仕事を進めたい!」「もっと勉強したい!」という気持ちが強くなりますよね。
ですが、「家事育児と両立して楽しく自宅で収入を得たい」その目的を持って始めたのだということ、そしてそれを叶えるには、無理なスケジューリングで家族にイライラの矛先が向いては叶わない未来だということを思い出してください。
「早くWEBデザイナーになって稼ぎたい!」という気持ちもわかりますが、自分も家族も楽しく無理なく進められるスケジュールを組むことが、家庭と両立し家族に応援されるWEBデザイナーへの第一歩になりますよ。
パソコンやオンラインツールに触れる機会を意識して増やす
パソコンに触れる時間や、zoomやskype、chatworkなどさまざまなオンラインツールに触れる機会を意識して増やすこともスキルアップへの近道です。
フリーランスWEBデザイナーの場合、クライアントとの打ち合わせなど様々な場面でオンラインツールを使用します。
オンラインツールが不慣れだとクライアントに不安を与えてしまうことになってしまうかもしれませんし、いざ打合せという時にうまく使えず迷惑をかけてしまいます。
近年ではzoomを使ったオンライン食事会なども主流になってきていますし、この機会に子育て中でなかなか会えなかった友人に声をかけてみるのもいいですね。
遠方にすむ両親や祖父母に、子供と一緒にzoomを使って顔を見せてあげる、というのも喜ばれるはずです。
今までの生活よりパソコン、そしてオンラインツールに意識して触れる機会を増やしていくことが、地味ではありますが確実にスキルアップに繋がりますよ。
稼げるスキルに絞って学習する
的確に稼げるWEBデザインスキルに絞り学んでいくことが、主婦がいち早くWEBデザイナーとして活躍するための近道です。
「3-2WEBデザイナーに必要なスキルを身につける」で解説した通り、デザインメインかコーディングメインかでもメインに学ぶスキルは変わってきますし、基礎ばかりではなく現場で活きるスキルというものを身につけていかなければWEBデザイナーとして活躍することはできません。
現場で活きるスキル、今必要とされているスキルについては、現役プロWEBデザイナーに教えてもらうのが一番。
その点に関しては独学では難しいことも多いため、より的確に効率よく本当に必要なスキルを身につけたいのであればWEBデザインスクールの利用を検討することをおすすめします。
「スクールより独学で、なるべくお金をかけたくない」と考えている主婦の人も多いと思いますが、独学では結果として稼げるまでの道が険しくなり、学びが足りず出費も大きくなってしまったりするのです。
日本デザインが実施した「WEBデザインスクール選びに関する実態調査」でも、WEBデザインスクールに通った理由として、「スキルを身につけたい」「効率よく学びたかった」が41.4%と同率トップ。
また、「独学では限界を感じたから」と途中でWEBデザインスクールへ入校した人も33.3%います。
参考:PRタイムズ
まとまった大きな金額を出すのは抵抗があるという気持ちもとてもよくわかりますが、「早くWEBデザイナーとして活躍し稼げるようになるためには何が最も費用対効果が高いのか」を考えてみてくださいね。
主婦がWEBデザイナーになって後悔しないために知っておいてほしい注意点
主婦がWEBデザイナーになって後悔しないためには、4つの注意点を事前に理解しておく必要があります。
<知っておいてほしい注意点>
- すぐに収入を得られるわけではない
- 家事育児と両立した働き方ができるが”完全に自由”ではない
- 人と全く関わらないことはできない
- 学び続ける姿勢がないと稼ぎ続けられない
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためも、これから解説する注意点を理解したうえで、WEBデザイナーへの道を進んでください。
すぐに収入を得られるわけではない
主婦からWEBデザイナーデビューを果たしたとしても、すぐに稼げるわけではありません。
<案件受注から収益振り込みまでの手順>
- 案件に応募する
- 契約する
- デザイン制作をする
- 納品・修正をする
- 支払い
まず案件に受からなければいけませんし、そこからデザイン制作の重量によっても作業にかかる時間は大きく変わります。
クラウドソーシングサイトによっては支払日が決まっているため、クライアントから頂いた報酬をすぐに引き出せるとは限りません。
RaiseTcchの「WEBデザイナーのなり方と働き方に関する調査」によると、「未経験からフリーランスWEBデザイナーとして生活できる収入を得られるようになるまでの期間」は1年以上2年未満が31.1%と最も多く、次いで半年以上1年未満が26.1%と2番目に多い結果となっています。
参考:RaiseTcch
会社勤めのWEBデザイナーになれば毎月お給料はもらえますが、フリーランスの場合は自分で案件を獲得しなければ収入はゼロですし、振り込み日もまちまち。
「3-4案件に応募し経験を積む」でも少し触れましたが、最初は低単価案件から実績を積んでいく必要があります。
先輩フリーランスWEBデザイナーの傾向を見ても、1年程度は、生活できるまでの収入を得るのは難しいと考えていたほうが安心です。
ですが逆を返せば、「生活できるほどの収入」でなく、月数万円ならもっと早くにプラスにできる可能性はあるということ。
最初は「思ったより稼げない」と挫けそうになることも多いと思いますが、真摯な対応と正しい活動をしていけば道は開けるはずですから、挫折せず最低でも1年以上は活動を続けてみてほしいなと思います。
どうやって収入を上げるのか、稼げないWEBデザイナーから脱出する方法についてはこちらの動画で詳しく解説されているので、ぜひ参考にしてみてください。
家事育児と両立した働き方ができるが”完全に自由”ではない
フリーランスWEBデザイナーの場合、働く場所も働く時間も自由ですが、かならず案件ごとに納期はあるので“完全にすべてが自由”というわけではありません。
- 納期が近いのに子供が体調不良になってしまった
- スケジュールをうまく組めなくて納期が重複している
など、不測の事態が起こったとしても、基本的には納期厳守です。
もちろん事前に子育て中だと伝えることで融通を聞かせてくれるクライアントもいますし、納期を伸ばしてくれることもあるでしょう。
ですが、何度も納期延長や遅延を繰り返しているとクライアントからの信用を失い案件がもらえなくなってしまうので注意してくださいね。
私も子育てとの両立に悩んだ時期がありますが、やはり余裕をもったスケジューリングが一番の解決策だと感じています。
トラブルがあっても対応できるような余裕のあるスケジュールを組むことを意識して、自由だからこそ守るべきものはあるということを忘れないでください。
人と全く関わらないことはできない
フリーランスWEBデザイナーになったとしても、人との関係を断ち全て一人で作業することはできません。
会社や近所付き合いにおける複数人とのコミュニケーションが億劫だと感じることから、自宅で一人で働けるWEBデザイナーに興味を持った主婦の人もいると思います。
ですが、在宅で働けるフリーランスWEBデザイナーであっても、人との交流を0にすることはできないのです。
- クライアントとのやり取り
- 案件獲得のための営業活動
- 人脈を広げるための交流会参加
など、一人で活動するからこそ、より積極的かつ丁寧に外部とコミュニケーションをとっていかなければいけません。
日本デザインがフリーランスWEBデザイナーに実施した「ポータブルスキルの必要性」に関する調査でも、WEBデザイナーとして活動していく中で、デザインスキルよりポータブルスキルのほうが大切だと感じている割合は64.8%。
<ポータブルスキルとは>
職種の専門知識やスキル以外のスキル
コミュニケーション能力や情報収集能力などを指す
そしてその中でも、コミュニケーション能力が重要だという割合が69.7%を占めています。
会社勤めやご近所づきあいとは違い、付き合う人は自分で選べるというのはフリーランスWEBデザイナーの魅力。
ですが、人と関わりを持たず一人で黙々と仕事ができるわけではないということを覚えておいてくださいね。
学び続ける姿勢がないと稼ぎ続けられない
WEBデザイナーは、常に学び続ける姿勢が無いと稼ぎ続けることは難しい職業です。
- デザインにもトレンドがある
- AIも参入してきている
- 常に新しい技術が発展している
ことからも、常に最新の情報を追い、クライアントに求められる、有益であるスキルを日々習得していく必要があります。
「学び続けなければいけない」というと不安に思うかもしれませんが、SNSや漫画を見ていたスマホ時間に、デザイン系のニュースやトレンドをチェックするだけでも勉強になります。
「~しなきゃ」というプレッシャーがあると、子育てや家庭にイライラが向きやすいですよね。
スキマ時間を活用する、好きな雑誌をカフェで読む時間を作るなど、ストレスをためず、楽しみながらデザイントレンドを追っていく工夫をしましょう。
まとめ
今回の記事では、主婦が未経験からWEBデザイナーになるための手順や知っておくべきことをまとめて解説しました。
主婦だからこそ活かせるスキルもあり、家庭を大切に思う主婦にこそ、WEBデザイナーという職業はおすすめすることができます。
そして、未経験からWEBデザイナーデビューをするためには以下の手順に沿って進めていくということも紹介しました。
<主婦が未経験からWEBデザイナーになるための4ステップ>
- WEBデザイン制作に必要なものを揃える
- WEBデザイナーとして必要なスキルを身につける
- コンペに応募しながらポートフォリオを制作する
- 案件に応募し経験を積む
WEBデザイナーへの道を一歩踏み出したいという人はもちろん、もう少し詳しく知りたい、不安が残るなと感じた人は、日本デザインスクールで無料開催しているセミナーにもぜひ参加してください。