ポートフォリオ支援に強いWEBデザインスクールおすすめ5選

WEBデザインスクールを探していると、よく目にする「ポートフォリオ支援」の言葉。

未経験からWEBデザイナーを目指すうえでポートフォリオ支援は”あったら嬉しい”と感じる一方で、卒業時に、ちゃんと使えるポートフォリオが作れるのかどうかは誰しも気になるポイントだと思います。

今回の記事は、そんなあなたのために執筆しました。

そもそもポートフォリオとは、あなたのスキルや思考を可視化し、クライアントや採用担当者に「一緒に仕事をしたい」と思ってもらうための重要なツールです。ですが、単に“作品を並べた”だけで採用されるわけではないのが、WEBデザイン業界の厳しいところ。

この記事では、ポートフォリオ支援をおこなっているWEBデザインスクールの紹介と、「ポートフォリオ支援」という言葉に踊らされずに本当に知るべきポートフォリオの正しい作り方について具体的に解説していきます。これからスクール選びをする方も、すでにポートフォリオ制作を始めている方も、ぜひ読んで参考にしていただけると嬉しいです。

”ポートフォリオ支援”があるWEBデザインスクール5選

まずは、ポートフォリオ支援を実施しているスクールを5校ご紹介していきますね。

日本デザインスクール

日本デザインスクールは、45日という短い期間ながら、ポートフォリオ支援まで実施しています。

具体的には、下記内容を実施しています。

  • ポートフォリオ掲載可能な作品の制作,添削
  • おすすめポートフォリオサイトの紹介と作り方指導
  • ポートフォリオ(PDF)のテンプレート配布
  • 卒業後の支援(無期限)

※支援内容は記事執筆時点(2025年7月)。
変更される場合がございますので、個別相談会などで必ずご確認ください。

期間

45日(1ヶ月半)

受講料

649,990円〜

受講スタイル

オンライン(Zoom&動画配信)

学べること

デザイン基礎知識
Photoshop操作
HTML・CSS基礎
画像加工や切り取り
広告バナー作成
ホームページ作成

こんな方におすすめ

未経験からでも短期間(45日)で実力をつけたい人
実案件に近い作品を作り、すぐにポートフォリオを整えたい人
プロの講師からハイレベルな添削を受けたい人
卒業後も継続的に勉強会に参加したい人
オンライン完結で自宅から効率よく学びたい人

卒業生作品

卒業制作品

卒業生の実績

卒業生実績インタビュー(YouTubeが開きます)

ポートフォリオの例

YouTube動画

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG

大手スクールで安心して学びたい、という方におすすめなのが「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」。

こちらのスクールは卒業生のポートフォリオを一部公開しているのでどんなポートフォリオが作れるのかイメージしやすいのも嬉しいポイントです。

Webデザインスクール卒業生のポートフォリオ作品を23例紹介! | デジタルハリウッドSTUDIO by LIG

また、「デジタルハリウッド株式会社」と大手制作会社である「LIG」が協力して運営しているスクールなので、現場で必要とされる実践的なWEBデザインスキルを教わることができ、転職にも強いです。

さらに、就職・転職支援も手厚く、無期限で履歴書添削・面接対策・ポートフォリオ添削をしてもらえます。

ただし、正直私も選びきれないほどコースが非常に多いのが難点です。
価格も期間も大きく異なるので、自分だけで判断せず、相談して自分にどんなコースが合っているかをしっかり見極めましょう!

期間

3ヶ月~
(プランによって大きく異なる)

受講料

​​187,000円〜
※期間が短いほど安い

受講スタイル

オンライン

学べること

プランによって異なるが、料金が高めのコースだと
案件支援や勉強会、セミナー、ポートフォリオ添削、就職支援などがある

こんな方におすすめ

  • 現役クリエイターから直接学びたい人
  • オフラインでも学べる環境を重視したい人(上野・池袋・大宮・北千住など通学OK)
  • スクール卒業後もLIGのような制作会社で働きたい・関わりたい人
  • スクールの学びを“現場で活かせるレベル”に引き上げたい人

卒業生作品

掲載なし
(一部ホームページには掲載あり)

卒業生の実績

インタビュー の記事一覧 | 株式会社LIG(リグ)|DX支援・システム開発・Web制作

ポートフォリオの例

Webデザインスクール卒業生のポートフォリオ作品を23例紹介! | デジタルハリウッドSTUDIO by LIG

説明会または無料体験会

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG 個別説明会予約 | 株式会社LIG(リグ)|DX支援・システム開発・Web制作

SHElikes

WEBデザイン以外のスキル(動画編集やライティングなど)も学びながらマルチクリエイターとして活躍したいという方におすすめなのが「SHElikes」です。

SHElikesが他のスクールと違うのは、「スキルのつまみ食いができること」「女性専用でコミュニティ制が高いこと」。

WEBデザイン以外のことも学べるので、「転職したい、手に職をつけたいと思っているけれど、どんなことを学びたいかははっきりしていない」という方がつまみ食いをして「どれで進んでいくか」を検討するヒントにもなります。(※プランによって学べる内容,量は異なります)

また、女性専用でコミュニティ制が高いので、一緒に頑張る同世代(かつ同性)の仲間と一緒に頑張ることができます。

※SHElikesにはいろんなスキルがつまみ食いできる「スタンダードプラン」と、WEBデザインに特化して学ぶ「マルチクリエイターコース」があります。今回は、「スタンダードプラン」について表にまとめています。

期間

期限なし

受講料

入会金162,800円(税込)
+月額16,280円〜

受講スタイル

オンライン

学べること

WEBデザイン、ライティング、動画編集、カメラ、ワードプレス、広告運用など、45種類以上

こんな人におすすめ

  • デザインだけでなくライティングやマーケなども学びたい人
  • 副業やフリーランスを目指して柔軟に働きたい人
  • 女性限定のコミュニティで安心して学びたい人
    学習だけでなく“モチベ管理”や“仲間づくり”も大切にしたい人
  • 自分に合ったキャリアを見つけたい、いろいろ試してみたい人

卒業生作品

【SHElikes マルチクリエイターコースが気になる方へ】無料体験レッスンって何をするの?を深掘りします! – SHEshares
※ページ内に記載あり

卒業生の実績

インタビューの一覧ページ – SHEshares

ポートフォリオの例

未経験でもできる魅力的なポートフォリオの作り方!記載したい5つの要素や事例も紹介 – SHEshares
(記事内に実際のポートフォリオが掲載されています)

説明会または無料体験会

SHElikes(シーライクス)無料体験レッスン受付中

ヒューマンアカデミー

資格取得や転職対策で有名なヒューマンアカデミーでも、ポートフォリオ支援をおこなっています。

WEBデザイナーコースおよびWEBデザイナー総合コースでは約6ヶ月のコースのうち最後の1ヶ月が「ポートフォリオ支援」になっており、1ヶ月かけてじっくりとポートフォリオを制作することができるようです。

また、講師によるポートフォリオの指導はもちろん、キャリアカウンセラーによるカウンセリングや求人紹介も実施しているそうなので、「なんとしても転職/就職したい!」という方にピッタリです。

※カリキュラムに関しては、デジタルパンフレットに詳しく記載されています。
ヒューマンアカデミーのデジタルパンフレットはこちら

実校舎もあり、通学して学びたい方にもおすすめです。

期間

6ヶ月

受講料

411,950円〜

受講スタイル

オンライン/通学

学べること

Photoshop/Illustrator
デザイン基礎
Figma
Webサイト制作
HTML/CSS 
レスポンシブWebデザイン
WordPress
ポートフォリオ制作(Web)

こんな人におすすめ

  • 就職・転職を見据えて確実にポートフォリオを仕上げたい人
  • 教室(通学)で直接質問しながら学びたい人
  • IllustratorやPhotoshopなどデザインツールの基礎から丁寧に学びたい人
  • キャリアカウンセリングや就職支援も活用したい人
  • 資格取得(Webクリエイター能力認定試験など)も視野に入れている人

卒業生作品

こちらに記載あり
Webデザイン講座|資格スクール ヒューマンアカデミー

卒業生の実績

こちらに記載あり
Webデザイン講座|資格スクール ヒューマンアカデミー

ポートフォリオの例

実例掲載なし
(デジタルパンフレット内には少し掲載あり)

説明会または無料体験会

オンライン・対面両方あり|無料説明会

DMM WEBCAMP

ポートフォリオ支援があるスクール5つめは超大手「DMM」が運営するオンライン完結型のWEB系スクール「DMM WEBCAMP」です。

デザインの基本を学ぶカリキュラムと、コーディングをはじめとしたプログラミングが学べるカリキュラムを同時並行で学ぶことで、卒業時にはオリジナルのWEBサイトが制作できるようになります。

カリキュラム内に「STUDIOでオリジナルポートフォリオを作ろう(”デザイン”のカリキュラム)」「ポートフォリオを作ろう(”サイト制作”のカリキュラム)」がそれぞれ組み込まれているので、デザイン単体でもコーディング単体でもポートフォリオを作成することができます。

Adobeのコンプリートプランが2ヶ月分(約1万3000円分)が無料になったり、「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象で最大70%がキャッシュバックされたりなど、受講しやすい制度が豊富なのも嬉しいポイントです。

期間

最短8週間

受講料

97,600円〜

受講スタイル

オンラインのみ

学べること

<デザイン>
デザイン基礎(レイアウト,配色,タイポグラフィ,など)
オリジナルバナー制作
LPデザイン,UI,UXデザイン
STUDIOを使ったポートフォリオ制作

<サイト制作>
Web構造設計
CSS,JavaScript,jQuery
SEOの知識
ドメイン,サーバーについて

こんな人におすすめ

  • 未経験からWebデザイナーを目指したい人
  • ポートフォリオをしっかり作って就職・転職を狙いたい人
  • IllustratorやPhotoshopなどのツールを基礎から学びたい人
  • オンラインでも手厚いサポートを受けながら学びたい人
  • キャリア支援や資格取得も視野に入れている人

卒業生作品

こちらに記載あり
https://web-camp.io/lp/ad/webdesign/

卒業生の実績

こちらに記載あり
卒業生インタビュー | リアルがわかるWEBマガジン | DMM WEBCAMP MEDIA

ポートフォリオの例

実例掲載なし
公式サイト内に作品の事例掲載あり)

説明会または無料体験会

無料相談申し込みフォーム

”ポートフォリオ支援”に騙されるな!本当に大事なのは別の力

「ポートフォリオ支援つき」スクールをご紹介しましたが、それだけで「しっかりサポートしてもらえるなら就職できそうだし安心」と判断するのはおすすめしません!

実は、支援といってもスクールによって中身はバラバラ。

そして何より、スクールで教わるべき本質はそこではありません。ここからは、魅力あるポートフォリオを仕上げるうえで、具体的にどんな力が必要なのかを解説していきます。

そもそもポートフォリオ支援にもいろいろある

たとえば、スクールによってもこんな違いがあります。

  • カリキュラムの最後に作品を1つ入れるだけ
  • 講師からのフィードバックや添削を何度も受けられる
  • 見た目だけ整えればOKというテンプレ的なポートフォリオ制作を支援している

      つまり、「ポートフォリオ支援」とひとことで言っても、その支援の深さや質には大きな差があるということです。

      スクールのカリキュラムは日々変更されることも多いので、一概にどのスクールが良い/悪いとは言い切れないので、内容はぜひ一度個別相談会で聞いてみたり卒業生のものを見てみるなどしてみてくださいね。

      ですが、本当に大切なのはどんなポートフォリオ支援か、ではありません。

      本当に大切なのはポートフォリオ作成力ではない

      このメディアの運用元である株式会社日本デザインも、ライターである私自身も、これまで何人ものWEBデザイナーを採用してきた経験があります。

      確かにポートフォリオの体裁が整っていると「この人、仕事が丁寧そうだな」と感じて好印象ですし、作品一つ一つに想いが書いてあると熱意を感じます。

      ですが、こんな2人から応募があった場合はどうでしょうか?

      (A)作品は上手だけど無機質なポートフォリオの方
      (B)作品はイマイチだけれど、熱意が伝わってくる方

      ほとんどの場合、デザイナーとして採用するなら間違いなく(A)の方です。

      そもそも作品のクオリティが高くないとポートフォリオの細かいところまでは目を通されないので、悲しいですが熱意が伝わることもありません。

      …デザイン力が大事、というのは至極当たり前の話ですが、ここでしっかりお伝えさせていただいているのは、つい小手先の「支援」に引っ張られてしまう方が多いからです。

      確かにポートフォリオの支援が受けられるのは嬉しいポイントですが、実際に私の知人の中にはしっかりしたポートフォリオは作らず、Googleドライブに作品をいくつか入れただけという方もいます。(その方も、作品が上手なので問題なく仕事が取れていました)

      大事なのは、ポートフォリオ制作スキルではなく、WEBデザイン制作スキルだということを改めて念頭において、スクール選びをしてくださいね!

      ポートフォリオで見られている4つのポイント

      大事なのは作品力ですが…、作品の見せ方が大事なのも事実。
      特に駆け出し中の方は、ポートフォリオの見せ方で足りないデザインスキルを補うことができます。

      ポートフォリオで見られるのは、下記4つのポイントです。

      • デザインスキルの高さ
      • デザインに対するこだわりの高さ
      • 制作に対する熱量の高さ
      • 貢献してくれそうかどうか?

        いくつか入れただけ」というデザイナーの話を紹介しましたが、それはあくまで高いデザインスキルを持っていて、案件にも困っていないような人の話。

        これから転職する,副業の案件を取りに行くという方なら、「このデザインはこういう想いをこめて作りました」「ここのデザインにこだわっています」という解説文や、「デザイナーとしてこういうことをしていきたい」「クライアントさんのこういう点に貢献していきたい」などの想いが伝わるとなお良しです。

        ポートフォリオ制作時のポイントや採用率を高めるポイントについてはこちらの動画でもっと詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
        https://www.youtube.com/watch?v=fIt3KL0jblA&t=3s

        【画像あり】日本デザインスクールで作れるポートフォリオはこちら!

        最後に、日本デザインスクールで作れる実際のポートフォリオを画像つきでご紹介していきます。

        WEB版ポートフォリオ(foriio)の実例①

        日本デザインスクールでは、foriioというポートフォリオサイトにアップする形でのポートフォリオ制作を進めています。

        foriioを使って、実際にポートフォリオを作っている卒業生の画像がこちらです。
        (画像内には、スクールの課題以外で制作されたバナー,HP,LPも含みます)

        画像の元動画はこちらからご視聴いただけます。

        PDF版ポートフォリオの実例

        続いて、PDFデータ版のポートフォリオの実例をご紹介します。

        こちらはforiioと違い、形式が決まっていないので自己紹介や作品への想いなどを自由に記載することができます。

        こちらのデータも日本デザインスクールの入門編講座内でプレゼントしているので、卒業後すぐに作ることができます。

        画像の元動画はこちらからご視聴いただけます。

        まとめ

        今回は、卒業生数の多い大手のWEBデザインスクールに絞ってご紹介しましたが、大手スクール・個人規模のスクール問わずポートフォリオ支援のあるWEBデザインスクールは増えています。

        ですが、記事内でお伝えしたとおり「支援がある=仕事が取れるポートフォリオが作れる」とは限りません

        この記事でみなさんにお伝えしたかったのは、いくらコツを押さえて見やすくまとめられていても、中に載っている作品の質が低ければ意味がないということ。
        企業やクライアントが本当に見ているのは、「この人にお願いしたい」と思えるような作品の完成度です。

        そのため、スクール選びでは「どんな支援があるか」ではなく、下記のポイントをチェックするようにしましょう!

        • 実案件に近い課題に取り組めるか
        • 添削やフィードバックがどこまで丁寧か
        • 自分の弱点を把握し、改善できる環境があるか
        • どんな種類の作品が作れるようになるのか?(バナー?HP?LP?サムネイル?)
        • どんなレベルの作品が作れるようになるのか?

          スクールでのポートフォリオ支援は確かに大切ですが、まずはデザインスキルを上げることを意識して、スクールを選んでみてくださいね。

          手に職をつけたいあなたへ。
          45日でWEBデザイナーになりませんか?
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