現役デザイナーが実務で使うバナー参考サイト12選|特徴まとめ一覧

「思わずクリックしたくなるバナー」を制作するには、優れた作品を参考にするのがいちばんです。

でも、「バナーの参考サイトやデザイン例ってどこで探せるの?」「どんなデザインが参考になるの?」と悩んでいませんか?

この記事では、バナーデザインのアイデア見本として役立つギャラリーサイトを厳選してご紹介します。ぜひブックマークに保存してご活用ください。

また、バナーデザインの「良し悪しを見極める目」を養うポイントや、参考にする際の注意点も解説します。

クオリティの高いバナーを参考に、デザインの引き出しを増やしていきましょう。

この記事でわかること

  • おすすめのバナーギャラリーサイト12選
  • バナーデザインの「良し悪しを見極める目」を養う方法
  • 参考デザインを活用する際の注意点とポイント

バナーデザインに特化したギャラリーサイト7選

早速、制作の参考になるギャラリーサイトを紹介していきます。

今回厳選した12サイトはどれもブックマーク登録しておいて損はありませんが、それぞれ特徴が異なりますので、用途に応じて参考にしてくださいね。

まずはバナーデザインに特化したギャラリーサイトを7つ紹介します。

バナーデザインに特化したギャラリーサイト7選

  • retrobanner
  • バナー広場
  • Bannner.com
  • BANNER LIBRARY
  • Banner Design Archive
  • Banner Matome
  • BANNER GALLERY

retrobanner

retrobanner

バナーの色使いを参考にしたい方におすすめです。

サイズ・色・業種・テイスト別にバナーを絞り込むことができ、目当てのバナーをクリックすると、使用されているカラーコード(主要16色)が表示されます。

掲載数

13,000件以上

カテゴリーの種類

サイズ/色/業種/テイスト

サイト内検索方法

カテゴリーメニュー

特徴

掲載数が多く、幅広いテイストの参考デザインが揃っている。

カラーコードの取得も可能。

バナー広場

バナー広場

参考デザインをたくさん見たい」という方におすすめです。

広告バナーに限らず、サイト内バナーも網羅しています。

検索機能が充実しているため、膨大な掲載数からでもストレスフリーで自分が求めているデザイン例を探し出せます。

掲載数

16,000件以上

カテゴリーの種類

サイズ/色/業種/デザイン/タイプ/要素

サイト内検索方法

カテゴリーメニュー/キーワード検索

特徴

掲載数の多さと使い勝手の良さが魅力。

「新着順」「人気順」などの並び替え機能あり。

月間閲覧数をランキング形式で確認することも可能。

BANNER LIBRARY

トレンドを押さえ洗練されたデザインを探している方におすすめです。

ギャラリーに並ぶバナーのチョイスがおしゃれだと定評があり、Instagramのように各作品に複数のハッシュタグが付けられています。

掲載メディア別に絞り込んで検索することも可能です。
スッキリと見やすく、洗練された印象のサイトです。

掲載数

9,000件以上

カテゴリーの種類

業種/テイスト/トピック/配色/形状/掲載メディア

サイト内検索方法

カテゴリーメニュー/タグ検索/キーワード検索

特徴

おしゃれなデザインが揃っている。
ハッシュタグ検索も可能。

カテゴリーメニューもわかりやすく、配信媒体別に絞り込むこともできる。

アクセスランキング1位〜100位まで随時チェックできるのもトレンドを押さえるのに役立つ。

Bannner.com

Bannner.com

「参考にしたいデザインイメージが明確」「かなりピンポイントな絞り込み検索をしたい」という方におすすめです。

独自の基準で集められたハイクオリティな作品が、カテゴリー別に細かく分類されています。

「テキストのみ」「顔切り抜き」「反復」など制作者目線のカテゴリーメニューがあるのも嬉しいポイントです。

掲載数

7,000件以上

カテゴリーの種類

サイズ/スタイル/業種/要素 など、約70種類以上のカテゴリー

サイト内検索方法

カテゴリーメニュー

特徴

バナー制作者の見本になるような優れたデザインを集めたギャラリー。

制作の参考に用いられることを想定し、デザイナーの痒い所に手が届くようなカテゴライズが魅力。

Banner Matome

レクタングル(300px×250pxの正方形に近い形)のバナーデザインを探している方におすすめです。

バナーの基礎知識やサイズの種類、ファイル形式などの解説があるので、バナー制作初心者さんにもおすすめ。

他サイトに比べて掲載数は群を抜いており、さまざまな業種のバナーを参考にすることができます。

掲載数

21,000件以上

カテゴリーの種類

色/掲載メディア/業種/テイスト

サイト内検索方法

カテゴリーメニュー

特徴

作品の掲載数は日本一。
レクタングルのデザインを中心に掲載している。

実務に役立つデザイン事例が多く、カテゴリー別の絞り込み検索も簡単にできる。

Banner Design Archive

過去の優れた作品からインスピレーションを得たい方におすすめです。

トップ画面を下にスクロールしていくと次々に作品が現れ、全ての作品が表示されるようになっています。

カテゴリーもシンプル。「サイズ・色・業種」の3つに分類されています。

現在更新は止まっていますが、トレンドから少し離れてアイデアを収集したいときに活用できるサイトです。

掲載数

2,000件以上

カテゴリーの種類

サイズ/色/業種

サイト内検索方法

カテゴリーメニュー/キーワード検索

特徴

過去の優れた作品ギャラリー。

トップ画面の一覧で各作品の「掲載時期/サイズ/業種」がひと目で確認できるようになっている。

検索しやすいシンプルな仕様で、初心者から上級者まで幅広い層で活用できる。

banner gallery

さまざまなサイズのバナー参考例を探している方におすすめです。

このサイトで収集しているバナーサイズのバリエーションは34パターン
他のサイトではなかなか探せないサイズのデザインも見つかります。

色、業種での検索も可能です。

掲載数

3,000件以上

カテゴリーの種類

サイズ/色/業種

サイト内検索方法

カテゴリーメニュー/キーワード検索

特徴

あらゆるサイズのバナーが揃っている。

参考にしたいバナーをクリックすると、ページ下に「このバナーも見られています」と、おすすめバナーが表示され、参考デザイン探しの幅を広げてくれる。

掲載先メディア別おすすめギャラリーサイト3選

バナーを掲載するメディアごとのデザイン事例を参考にすれば、効率良く媒体特性に合った作品を制作できます。

ここでは、Facebook、Instagram、YouTubeそれぞれのプラットフォームに活用できるギャラリーサイトをご紹介します。

  • Facebook広告:Meta広告ライブラリ(Facebook広告ライブラリ)
  • Instagram広告:インスタ広告集めました。
  • YouTube広告:SAMUNE

Facebook広告【Meta広告ライブラリ】

Meta広告ライブラリ(Facebook広告ライブラリ)

Facebook広告の実例を豊富に揃えた公式のギャラリーです。

Facebookに掲載するバナーを手掛けるデザイナーの方はもちろん、Facebook広告を運用している方にもおすすめ。

世界中の広告デザインが公開されており、具体的なターゲティングや広告文も参考にできます。

掲載数

掲載中の広告すべて

カテゴリーの種類

国/広告カテゴリ/広告タイプ(画像、動画など)

サイト内検索方法

カテゴリーメニュー/キーワード検索/広告主検索

特徴

世界中の広告をリアルタイムで閲覧できる。

ターゲティングやCTA(Call to Action:行動喚起)のトレンドを分析しやすい。

Facebookのみならず、Instagramを含むMeta社が運営するすべての広告プラットフォームに掲載されている広告の確認が可能。

Instagram広告【インスタ広告集めました。】

インスタ広告集めました。

Instagram広告のデザイン例を集めたInstagramアカウントです。

ビジュアル中心の「映えるデザイン」のトレンドを知りたい方におすすめです。

幅広い商品やサービスのバナーが掲載されているので、気になる作品が見つかったら「保存機能」を使ってあとで見返せるようにしておきましょう。

掲載数

2,000件以上

カテゴリーの種類

サイト内検索方法

特徴

Instagram広告特有のトレンドを押さえられる。

Instagramアカウントのため、カテゴリー別の検索などはできない。

フォローをして、参考にしたい投稿をこまめに保存しておくと良い。

YouTubeサムネイル【SAMUNE】

YouTubeのサムネイルを収集したギャラリーサイトです。

効果的なサムネイルは広告バナーの参考にもなります。

YouTube特有の視覚的な訴求ポイントを把握したい方におすすめです。

掲載数

1,900件以上

カテゴリーの種類

テーマ/業種/テイスト/色

サイト内検索方法

カテゴリーメニュー

特徴

YouTubeサムネイルの最新トレンドや、視覚的にクリックされやすいデザインのヒントが得られる。

バナーの参考ギャラリーとしても活用できる便利なサイト2選

バナー制作に役立つのはもちろん、デザイン全般の参考になる便利なギャラリーサイトをご紹介します。

幅広いジャンルのデザインからインスピレーションを得られること間違いありません。

  • Pinterest
  • Bahance

Pinterest

<画像添付>

Pinterest

インターネット上にある画像や動画を収集し、世界中のユーザーと共有できるSNS
さまざまなデザインのアイデアを得るのに重宝します。

「バナー広告 デザイン」「banner ads」などのキーワードで検索してみましょう。
膨大な数のバナー画像が表示されるはずです。

フィルター機能でさらに用途やスタイル、テイストを絞り込むことができます。

保存した画像(ピン)が整理できるボードの活用が便利。
自分だけのアイデアコレクションを作りたい方におすすめです。

掲載数

カテゴリーの種類

タグ/ボード(テーマ別のコレクション)

サイト内検索方法

キーワード検索/フィルター

特徴

世界中のユーザーによるリアルタイム更新。

保存した画像(ピン)を集めてオリジナルのデザイン参考コレクションを簡単に作成できる。

他のユーザーのボード(コレクション)を閲覧したりフォローしたりすることもできる。

Behance

<画像添付>

Bahance

Adobeが運営するクリエイター向けのSNSです。
クリエイティブな作品の数々を閲覧することができます。

ポートフォリオとして活用しているクリエイターが多く、彼らの作品から刺激を受けたりデザインのヒントを得られるはず。

自分の作品を公開して評価やコメントをもらうこともできます。

バナーデザインの参考に使うなら、検索機能を活用してデザインのスタイルや業種を絞り込んでいきましょう。

海外の洗練されたデザインや最新トレンドを取り入れたい方におすすめです。

掲載数

数百万件以上

カテゴリーの種類

分野/業種/スタイル/要素 など

サイト内検索方法

カテゴリーメニュー/キーワード検索/タグ

特徴

世界中のクリエイターがポートフォリオとして活用しているプラットフォーム。

バナーデザインも数多く掲載されており、フィルター機能を使って国、使用ツール、評価や閲覧数など条件を絞ることが可能。

優れたバナーとは?「良し悪しを見極める目」を養う方法

「良いデザインって、どんなデザイン?」

たくさんの作品を見て目を肥やすことが大事といわれますが、良し悪しの判断基準がわからず眺めているだけでは、なかなか「見る目」は育ちません。

ここでは「良し悪しを見極める目」を養う方法をお伝えします。
見るポイントがわかると、デザイン力がみるみる上がっていきますよ。
ギャラリーサイトも上手に活用できるようになります。

さっそく「見るトレーニング」を始めましょう。

デザインを「ランク分け」して意識的に見てみよう

目を養うには、ただ漠然と見るのではなく、作品を評価しながら見ることが大切です。

チェックポイントはいくつもありますが、そもそも慣れないうちは評価自体が難しいはず。
プロが作品を添削しながら改善点を解説している動画シリーズがありますので、ぜひそちらを活用してみてください。

百聞は一見に如かず。だんだん作品を見るポイントがわかってきますよ。

動画の中では、デザインのクオリティを以下のように「ランク分け」して添削しています。

ランク

評価基準

S

文句なく素晴らしい。
どこからでも声がかかるレベルで、高単価案件を受注できそうなデザイン。

A

採用レベル。
クライアントに喜ばれるデザインの基準に近いものの、細部に改善の余地がある。

B

そのままでは採用は難しい。
レイアウトや配色など、部分的に見直す必要がある。

C

採用レベルまでほど遠い。
練習や工夫次第では成長できる可能性がある。

クラウドソーシングサイトにある実案件をもとに制作された作品を扱っている回は、かなりリアルです。

「バナーは作れるけどなかなか採用されない」と悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。自分の作品の改善点も見えてきますよ。

おすすめ動画シリーズ

これらの動画を見るだけでも「デザインを見る目」は育っていきます。

日々の情報収集でデザインのコツを学ぼう

目を養うためには、日々の情報収集も欠かせません。

忙しい日常の中でも、手軽にデザインのポイントを学べるツールを活用しましょう。

おすすめ情報源

SNSやYouTubeを活用することで、手軽にトレンドや実践的なスキルをキャッチアップできます。

毎日少しずつ学びを積み重ねることで、確実にデザインセンスは向上していきます。

参考デザインを活用する際の注意点とポイント

「参考にしたいデザインが見つかったものの、どこまで真似していいだろう」と疑問を抱いた経験はありませんか?

参考とはどの程度のことを言うのでしょうか。

<参考デザインを活用する際の注意点とポイント>

  • 丸パクリはNG!著作権に注意しよう
  • 「デザインの意図」を読み解こう

参考デザインをそのまま模倣してしまうと、著作権侵害にあたる可能性があります。

特にバナーのような商業デザインは、クライアントや企業が所有する重要な資産です。

そのため、デザインの構図や色使いを参考にする際には、必ずオリジナリティを加えることが大切です。

優れたデザインは、その背景に明確な意図やセオリーがあります。

  • ターゲット層に合わせた配色やフォント選び
  • 視線を誘導するレイアウトや構図
  • 商品の特徴を際立たせる要素の工夫

これらのポイントを考察し、自分の作品に適用していくことが、質の高いオリジナルデザインを生む第一歩です。

とはいえ、ギャラリーサイトで見つけたデザインを自分の作品に落とし込むのは、簡単なようで意外と難しい作業です。

「自分の作品に落とし込んでみたものの、なんだかしっくりこない」ということも珍しくありません。

参考デザインをうまく活かす力もWEBデザイナーに欠かせないスキル。
プロの技を学ぶなら日本デザインスクールがおすすめです。

デザイン力を重視する日本デザインスクールで学べば、たった45日間でプロレベルのバナーを制作できるようになります

ご紹介したおすすめ動画シリーズのように、今度はあなたが現役WEBデザイナーに添削してもらう番です。

プロからの的確なフィードバックを受け、デザイン力に磨きをかけていきましょう!

まとめ

今回は、バナーデザインの参考になるおすすめギャラリーサイトの紹介に加え、優れたデザインの見極め方や、参考デザインを活用する際の注意点をお伝えしてきました。

ご紹介したギャラリーサイト12選を一覧にしましたので、各サイトの特徴を整理しておきましょう。

バナーデザインに特化したギャラリーサイト7選

retrobanner

カラーコード表示が便利。業種やテイストで検索可能

バナー広場

掲載数16,000件以上。検索機能が充実し、人気順などの並び替えも可能

Bannner.com

用途をピンポイントで検索するのに最適。70以上のカテゴリーから選べる

BANNER LIBRARY

おしゃれなデザインが多く、ハッシュタグ検索も可能

Banner Design Archive

過去の優れたデザインを参考にしたいときに最適

Banner Matome

国内最大級の掲載数。レクタングルデザインが中心

BANNER GALLERY

あらゆるサイズのバナーが揃う。関連作品を表示する機能あり

掲載先メディア別おすすめギャラリーサイト3選

Meta広告ライブラリ

世界中のFacebook広告をリアルタイムで閲覧可能

インスタ広告集めました。

Instagram広告を収集したSNSアカウント

SAMUNE

YouTubeのサムネイルが豊富。広告バナーの参考にもなる

バナーの参考ギャラリーとしても活用できる便利なサイト2選

Pinterest

世界中のユーザーが共有する画像が無数に集まるSNS

Behance

Adobe運営のSNSで、クリエイターのポートフォリオが多数公開されている

参考デザインを活用する際は、そのまま真似するのではなく、デザインの意図を読み解き、オリジナリティを加えるようにするのがポイント。

デザインを見る目を養いながら、デザインスキルを磨いていくことが何より大切です。

まずは気になるギャラリーサイトを覗きに行き、アイデアを膨らませるところから始めてみましょう。

 

手に職をつけたいあなたへ。
45日でWEBデザイナーになりませんか?
手に職をつけたいあなたへ。
45日でWEBデザイナーになりませんか?