
「WEBデザインに興味があるけど、仕事や育児と両立しながら勉強できるのか不安…」
「いったい何時間勉強すれば、実際にWEBデザイナーとしてお金がもらえるようになるの?」
今回は、そんな悩みを抱えた方に向けて記事を書きました。
まず結論からお伝えすると、WEBデザイナーになるための勉強時間は100〜1000時間です。
10倍も幅があるのは、「何を学ぶか」「どうやって学ぶか」によって勉強時間は大きく変わるからです。
ただし、注意点があります。
100時間学んだ人より1000時間学んだ人の方が10倍稼げるという話ではないのです。
正しい順番で効率的に学べば、働きながら半年以内にプロとしてお金がもらえるレベルになれる一方で、2年以上学んでも希望の就職先には入れないという方もいます。※
この記事では、未経験からWEBデザイナーになるために必要な勉強時間(期間)の目安と、プロのWEBデザイナーが実際に解説している最短でスキルを身につける8つのステップをご紹介していきます。
仕事に、趣味に、家族時間。常に「時間がない」と感じているあなたでも目指せるように具体的に解説していきますので、まずはこの記事で”最短ルート”を確認してくださいね。
(※)こちらの動画で「デザイン系の専門学校に通い、IllustratorやPhotoshopが使える+基本的な礼儀ができている+就職先を選ばなければ、どこかには就職ができる」という解説があります。
参考:デザイン専門学校は、通う意味あるの? 就職できるか、美大とのちがいは? 入学を考えている人へ。グラフィックデザインの力。グラフィックデザイナーの進路。
※備考
2025年現在、WEBデザイン習得のための具体的な学習時間についての具体的な調査は見つかりませんでした。ですが、これからWEBデザインの学習を始めるみなさんに少しでも学習期間のイメージをお伝えできるように、下記情報や筆者自身の経験則等をもとにざっくりと計算しました。
・一般的なWEBデザインスクール、コーディングスクールの学習期間は2ヶ月〜3ヶ月
・WEBデザインの独学は半年〜1年かける人が多いと言われる(具体的な情報源はなし)
それぞれの既存のスキルや学習スピード、環境によっても必要な勉強時間は大きく異なります。あくまで目安として、今後の学習計画に役立てていただけますと幸いです。
目次
結論|WEBデザイン学習に必要な時間は100〜1000時間
WEBデザイナーになるための勉強時間は、「何を学ぶか」と「どうやって学ぶか」でざっくり100〜1000時間と大きく幅があります。
この差は、デザインだけを学ぶのか、コーディングまで習得するのか、また独学かスクールかによって変わるためです。
ここでは、4つのパターン別に具体的な勉強時間の目安を解説します。
おすすめは【デザインだけ×スクールで学ぶ】方法ですが、これだけが正解というわけではなく、あなたの目標や生活スタイルに合わせて、最適な学習プランがあるはずです。
具体的に紹介していくので、「どの方法が自分にぴったりかな?」と考えながら読んでみてくださいね。
4つの学習パターン
デザインだけ×独学 | デザイン&コーディング×独学 |
デザインだけ×スクール | デザイン&コーディング×スクール |
デザインだけ×スクール=100〜250時間(最短2ヶ月)
スクールでデザインのみを集中的に学ぶ場合、100〜250時間(最短2ヶ月)が一般的な学習時間の目安です。
具体的な学習ペース例:週20時間 × 5〜12週間 = 100〜240時間 |
週に20時間は1日に2~3時間確保するか、週末にまとめて20時間確保するだけなので、お仕事や子育てで忙しい方でも多少無理をすれば確保できる時間数です。
この期間はキツいかもしれませんが、2ヶ月だけと決めて短期集中で頑張るのがおすすめ。
短期間でスキルが身につく理由は、スクールの課題や添削によって「自分で試行錯誤する時間」が大幅に削減され、プロが考えた「最短ルート」で進むことができるからです。また、プロのWEBデザイナーから直接フィードバックを受けられるので、実案件レベルのデザインスキルを最短で習得できます。
さらに、案件獲得の方法が学べたり、卒業後もコミュニティで学び続けることができたりといったスクールのサポートも受けられるので、より最短で確実に稼ぎたい方は自己投資のつもりでスクールに通うのを心からおすすめします!
ここでのポイントは、ちゃんとデザインが学べるスクールを見極めること。
2ヶ月程度で卒業できるスクールの多くは、デザインが学べるように見えて実はPhotoshopやIllustratorなどのツールの操作方法しか学べない場合も多いです。
「カリキュラムの詳細」「過去の受講生の卒業時の作品」「リアルな口コミ」の3つをしっかり調べてくださいね。
「デザインだけ×スクール」はこんな方におすすめです
- 最短でデザイナーになり、稼ぎ始めたい方
- 無駄な学習はしたくない方
- デザインセンスに自信がない方
- プログラミングに苦手意識がある方
デザインだけ×独学=200〜500時間(半年〜1年)
コーディングを除き、デザインスキルのみを独学で習得する場合は200〜500時間が目安です。スクールを通う場合と比べて時間はかかりますが、費用を抑えながら自分のペースで学べるメリットがあります。
具体的な学習ペース例 |
この方法は「まずは低リスクでデザインに挑戦してみたい」「バナー制作やSNSの投稿デザインに興味がある」という方におすすめです。
実際、バナーデザインやインスタグラムの投稿作成、YouTubeのサムネイル制作の案件であれば、コーディングスキルなしでも十分に稼げます。
将来的にコーディングを学びたくなったら、デザイナーとして稼ぎながら追加で学習するという選択肢もありますし、何よりコーディングは挫折しやすいので、まずはデザインだけを学習するのが良いでしょう。
ただし、独学でのデザイン学習はかなり難しいのが現実です。一般的な資格試験のように回答がある分野であれば独学も可能ですが、WEBデザインには”答えがない”ので迷いやすいのです。
日本デザインスクールのYouTubeは、独学中の方にも人気です。
独学中につまずきやすいデザインのコツも解説しているので、ぜひ一度チェックされてくださいね。
「デザインだけ×独学」はこんな方におすすめです
- できるだけ安価で学びたい方
- デザインセンスには少し自信がある方
- 試行錯誤しながら独学する時間が”楽しい”と感じる方
- プログラミングに苦手意識がある方
参考:Webデザイン制作の習得に必要な勉強時間・独学期間は?Webデザイナーになる期間を解説 | デザキャリ
デザイン&コーディング×スクール=300〜600時間(およそ半年)
スクールでデザインとコーディングの両方を学ぶ場合、およそ300〜600時間(約半年)かかるとされています。
コーディングを学ぶのは難しいですが、プロが作ったカリキュラムとサポートを受けることで、独学と比べて半分程度の時間で済む場合が多いです。
具体的な学習ペース例:週15時間 × 20〜40週間 = 300〜600時間 |
スクールを利用する最大のメリットは、学習の迷いがなくなることです。
何を、どの順番で学べばいいのかが明確になっているため、無駄な時間を削減できます。
特にコーディングにはHTML/CSS、JavaScriptなど様々な分野があり、多くの人が迷いがちなので独学よりもスクールで学んだ方が良いでしょう。
また、スクールに通っていれば質問にすぐに答えてもらえたり、転職か副業かフリーランスかなど、キャリアの相談にも乗ってもらえます。
ただし、受講する前に注意して欲しいのは
①本当にコーディングを学びたいのか?
②スクールではデザインもコーディングも学べるのか?
ということ。
先ほどお伝えしたように、コーディングなしで稼いでいるWEBデザイナーはたくさんいます。
バナーやサムネイルなど、コーディングが関係ないお仕事もありますし、HPやLPも”ペライチ”のようなノーコードのツールで対応できるからです。
なので、コーディングに興味がある方以外には、コーディングの学習はおすすめしていません。
「エンジニアとして働いた経験がある」「プログラミングに興味がある/やってみたい」という方以外は、上でお伝えした「デザインだけ」のルートを強くおすすめします。
また、「デザインスクール」でありながら、ほぼコーディングの指導メインなスクールもたくさんあるので注意が必要です。デザインには具体的な正解がなく、コーディングには正解があるので、どうしても指導しやすいコーディングがメインになりがちなのです。
デザインのみのときと同様に、「カリキュラムの詳細」「過去の受講生の卒業時の作品」「リアルな口コミ」の3つはしっかりとチェックしてくださいね。
「デザイン&コーディング×スクール」はこんな方におすすめです
- コーディングに興味がある
- エンジニア/プログラマーとして働いたことがある
- デザインよりコーディングメインで活動したい
(コーダーの仕事に興味がある) - 無駄な学習はしたくない方
デザイン&コーディング×独学=400〜1000時間(1年〜2年)
デザインとコーディングの両方を独学で習得する場合、400〜1000時間が目安となります。
費用は抑えられるという点で悪くはないですが。正直かなり難易度は高いのでおすすめはできません。
具体的な学習ペース例 |
ではどんな方におすすめかというと、「勉強時間」が好きな方です。
仕事後にカフェに入って勉強したり、週末はパソコンを開いて勉強するのが好きという方は多いと思います。
せっかく学ぶなら将来性があり、かつ学んでいて楽しいものが良いですよね。
そんな方には、デザインもコーディングも独学で学んでみるのが良いと思います。
WEBデザインはいま人気が高いので、独学で学べる本や格安の動画教材(Udemyなど)がたくさんあります。質問はしづらい環境ですが、デザインもコーディングもAIがヒントをくれる時代です。
ただし、趣味で終わらせずちゃんと学んで仕事につなげたいという方は、まずはプロの話を聞いてみるのが良いでしょう。日本デザインスクールでは、業界のリアルな働き方事情や仕事の取り方、勉強方法を教えるセミナーを無料で開催しているので、ぜひ時間の合う際に参加されてくださいね。(スクールへの無理な勧誘は一切ございません)
「デザイン&コーディング×独学」はこんな方におすすめです
- 自分の将来のために勉強する時間が好き
- コーディングに興味があり、やってみたい
最短勉強時間で“デザイナーになれる”8ステップ
「できれば短い学習時間でWEBデザイナーになりたい」そう考えている方は多いと思います。
ここでは、実際にプロのWEBデザイナーが考えた、最短勉強時間で学べる8ステップを解説していきます。
8ステップを動画で学びたい方はこちら
Step1:WEBデザインの基礎を学ぶ
まず最初の15〜25時間は、WEBデザインの基礎理論を学ぶことに集中しましょう!
ここで学ぶのは、ツールの使い方ではなく「良いデザインとは何か」という土台です。
具体的に学ぶべき3つのポイントはこちら。
- 配色:トーンを合わせる、色の彩度を合わせるなどのルール
- フォント:明朝体・ゴシック体の使い分け、雰囲気の出し方
- レイアウト:タイトルの目立たせ方、余白の取り方
デザインは感覚的なものに見えますが、実は「綺麗に見えるルール」が存在します。
このルールをしっかり理解することが、プロレベルのデザインを作る第一歩です。
効率的な学習方法
- 動画教材やオンライン講座で短期間に一気にインプット
- Udemyの入門講座やYouTubeの無料教材を活用
重要なのは、完璧を目指さないこと。最初は「なんとなく分かった」くらいの70%の理解で十分です。
実際に手を動かしながら学ぶことで、後から理解が深まっていきます。
この段階は「超基礎」なので、深く考え込まず3日程度でサッと終わらせるのが理想です。
WEBデザインの世界を「楽しむ」気持ちを忘れないでくださいね!
Step2:良いデザインを見極める
基礎知識をインプットしたら、次は「良いデザインを見極める目」を養います。この15〜35時間をしっかり取り入れるかどうかで、あなたのデザインセンスが大きく変わるといっても過言ではありません!
なぜこのステップが重要なのかというと、人は見たことがないものを作ることはできないからです。
クオリティの高いデザインを作りたいなら、まずクオリティの高いデザインをたくさん見る必要があります。
具体的な練習方法はこちら。
- Pinterest、Behance、Dribbbleで優れたデザインを収集
- なぜそのデザインが良いのかを言語化する
- 配色、余白、フォント選びなどを分析する
- 自分の好きなデザインの共通点を見つける
まずは今日から毎日30分、通勤時間や休憩時間にデザインギャラリーサイトを眺める習慣をつけましょう。ただ見るだけでなく、「このサイトの配色が優れている理由は何か」「この余白の使い方が心地よいのはなぜか」と自問自答することが重要です。
おすすめの観察対象
- 街中のポスターや看板
- ネット広告のバナー
- 有名企業のWEBサイト
- SNSで流れてくるグラフィック
良いデザインをたくさん見ることで、あなたの中に「デザインの引き出し」が蓄積されていきます。
そしてこの引き出しが、後のオリジナル作品制作で大きな武器になります。
プロのデザイナーも日常的にデザインギャラリーをチェックし、トレンドや表現手法を研究しています。ぜひ、このパートも楽しみながら、良いデザインをあなたの中にストックしていってくださいね!
Step3:デザインツールの使い方を覚える
デザインの目が養われたら、いよいよツールの操作を習得します。
この5時間〜15時間で、プロと同じツールを使いこなせるようになります。
学ぶべきは、Photoshop一択です。他のツールに手を出す必要はありません。
Photoshopを選ぶべき理由
- 業界標準のツールで、ほぼすべての制作会社が使用している
- バナー、LP、WEBデザインすべてに対応できる
- 画像編集・加工機能が圧倒的に優秀
- 求人や案件の募集要項でPhotoshopスキルが求められる
- チュートリアルや教材が最も充実している
「FigmaやXDは学ばなくていいの?」と思うかもしれませんが、最初は不要です。
Photoshopで十分にプロレベルのデザインができますし、後から必要になれば数日で習得できます。
最初から複数のツールに手を出すと、学習時間が分散して非効率なのでおすすめしません。
効率的な学習方法
- 公式チュートリアルで基本操作を学ぶ
- YouTubeで実践的な作例動画を見ながら真似する
- 簡単なバナーやカードデザインを自分で作ってみる
注意して欲しいのは、Photoshopは機能が膨大で、WEBデザインで実際に使うのは全体の2〜3割程度しかないということ。やみくもにツールを覚えるのではなく、実際に作品を作りながら必要なツールを覚えるのが最も効率的です。(この方法は日本デザインスクールでも採用しています)
料理に例えると分かりやすいと思います。炊飯器、鍋、包丁の使い方を単体で勉強しても料理は作れませんよね。「カレーを作る」という目的があって、それに必要な器具を使いながら覚えることで、実践的なスキルが身につきます。
まずはPhotoshopに軽く慣れ、実際に現場で使うツールを1つずつ使って自分のものにしていきましょう!ここでも目的は「慣れること」。次のステップ(デザインをトレースする)の際につまずかないようにするためなので、操作は完璧は目指さなくてOKです。
Step4:デザインをトレースする
ツール操作に慣れたら、プロのデザインをトレース(模写)する練習に10時間〜20時間ほど投資しましょう。
トレースとは、プロが作った作品を全く同じように再現すること。デザイン業界では、この練習方法を「トレース」または「模写」と呼びます。
トレースの具体的な手順
- 優れたWEBサイトやバナーを選ぶ
- 全く同じデザインをPhotoshopで再現する
- 色、フォント、余白、配置を正確にコピーする
- なぜこの配色なのか、なぜこの余白なのかを考察する
料理で例えると、まずはレシピ通りに作れることが大事ですよね。分量を変えたりせず、カレーライスならカレーライスをちゃんと指示通りに作れることが重要。最初から分量や材料を変えてオリジナル作品を作ろうとすると、センスがあれば美味しく作れるかもしれませんが、センスがなかったら…、変なことになってしまいます。デザインもこれと同じなのです。
ただし、何も考えずに手を動かすだけのトレースではあまり意味がないです。プロがどのような判断でデザインを作っているかを、体感的に理解するためのトレーニングなので、しっかり頭を使って「プロが使っているツールの種類」「配置やバランスの取り方」「色合いの選び方と組み合わせ方」などを学びながらトレースにチャレンジされてくださいね。
多くのプロデザイナーも、駆け出し時代にトレースで基礎を固めています。「時間の無駄では?」と思うかもしれませんが、このステップを飛ばすと後で必ず伸び悩みます。
Step5:オリジナル作品を作る
トレースで基礎が固まったら、いよいよオリジナル作品の制作に100時間ほど使いましょう。ここが最も時間がかかる部分ですが、同時に最もスキルが伸びる重要なステップです。
トレースは「レシピ通りに作る練習」でしたが、オリジナル作品は「自分でレシピを考えて作る」段階です。質の高いオリジナル作品がないと、転職もフリーランスでの仕事獲得もできません。ぜひ時間をしっかりかけて取り組んでくださいね。
作品制作のポイントはこちら。
- 誰のための、何のためのデザインかを明確に設定する
- ターゲット層、サービスの特徴、訴求ポイントを考える
- 実在する企業やサービスをリデザインする(著作権に注意)
- 友人や知人の事業をデザインさせてもらう
よくあるのが、作るものがクオリティが低くて仕事が取れないケースです。一般的に出回っているものと同じぐらいのクオリティ、お金を取れるレベルであることが大事です。なので、まずは量より質。いまいちな作品を10個作るのではなく、妥協せず作り込んだ、自分的に心から納得のいく作品を1~2点仕上げましょう!
「なんとなく良い感じ」ではなく、「なぜこの配色にしたのか」「なぜこのレイアウトにしたのか」を論理的に説明できるレベルまで考え抜くことが大切です。
質の高いポートフォリオ作品が3〜5点でもあれば、じゅうぶん実案件の獲得や転職活動で大きな武器になりますよ。
Step6:現役デザイナーに添削してもらう
オリジナル作品ができたら、現役デザイナーに添削してもらいましょう。自分で作った作品は、どうしても素人臭かったり違和感があったりしますが自分では気づけないのが最大の問題。プロの目で見てもらうことで、初めて改善点が明確になります。
添削を受けるメリット
- 自分では気づかない改善点が明確になる
- プロの視点や業界の基準が分かる
- 実案件レベルまでブラッシュアップできる
- 遠回りせず最短ルートで成長できる
- 何ヶ月かかる試行錯誤を数時間に短縮できる
効果的な添削の受け方
- 1つの作品に対して最低3回は添削を受ける
- 指摘された点を1つずつ確実に改善する
- なぜその改善が必要なのか理由を聞く
- 修正→添削→修正→添削を繰り返す
- 「これでOK」と言われるまで磨き上げる
独学の場合は添削を受けるのは難しいかもしれませんがココナラやMENTAでデザイナーに依頼したり、SNSの企画に応募してみたり、知人のWEBデザイナーにお金を払ってみてもらったり、意外とたくさん「添削してもらう方法」はあります。
独学で何ヶ月も悩むより、プロに1回添削してもらう方が圧倒的に成長スピードが速くなります。費用はかかりますが、時間を買うという意味で非常に価値の高い投資です。
5,000円〜10,000円でプロの知見を得られるなら、独学で半年悩むよりはるかにコスパが高いので、このステップはぜひ飛ばさず、勇気を出して添削を受けてみてくださいね!
Step7:(任意)コーディングを学ぶ
次に、コーディングの基礎を学びましょう!
必須ではありませんが、知っておいた方が良いポイントでもあります。実際に日本デザインスクールでもコーディングの基礎知識は教えています。デザインの実装可能性を考えて設計できたり、エンジニアとのコミュニケーションが円滑になったり転職・就職時の選択肢が広がったりなど、何かとメリットが大きいからです。
ですが、重要:コーディングは必須ではありません。むしろ、デザインとコーディングは全く違うものです。デザイナーになりたいなら、まずデザインをしっかり学ぶことが最優先です。デザインに苦手意識がある場合は、このステップは飛ばして、その分デザイン学習の時間を当てるのが良いでしょう!
「コーディングは難しそう」と感じるかもしれませんが、心配無用。基礎的なHTML/CSSができれば十分に価値を提供できます。
Step8:実案件で経験を積んでいく
最後のステップは、実際の案件を受注して経験を積むこと。
最初の20〜50時間で2〜5件の小規模案件をこなせば、「実績のあるデザイナー」として自信を持って活動できるようになります。
このステップが成功するかどうかは、ステップ1〜7をどれだけしっかりやったかで決まります。特にステップ5でオリジナル作品を作り、ステップ6で添削を受けて質を高めていれば、案件獲得はそれほど難しくはありません。
<初案件を獲得する方法>
- クラウドソーシングでコンペに参加(最もリスクが少ない)
┗クラウドワークスやランサーズを利用
┗選ばれなくても現場経験を積める - 知人や地域の小規模事業者に営業する
- SNSで「デザイン勉強中です」と発信して依頼を募る
- ココナラでサービスを出品する
- 経営者コミュニティや異業種交流会に参加
最初の案件は単価が低くても問題ありません。バナー1枚3,000円の案件でも、実案件を経験する価値は高いです。
ここでも、完璧を目指さないのがポイントです。ポートフォリオが3作品できたら、すぐに案件に応募しましょう!「もっと上達してから」と考える人が多いですが、それではもったいないです。
実案件ほど効率的な学習方法はないですし、クライアントの予算と求めるレベルも様々で、初心者向けの案件は必ず存在します。
1件目の案件は緊張するかもしれませんが、ポートフォリオがあれば必ず受注できます。むしろ、完璧を目指して案件獲得を先延ばしにする方が成長の機会を失ってしまうのです。
最初は自信がなくても大丈夫です。実案件をこなしていくうちに、あなたは自信を持って「プロのWEBデザイナーです」と名乗れるようになりましょう!
WEBデザインの勉強時間を短くする5つのコツ
効率的に学習を進めるための実践テクニックを5つ紹介します。
これらを実践すれば、同じ成果を半分以下の時間で達成できるはずです。
1. デザインに集中してコーディングは後回し
最短でデザイナーになりたいなら、最初はデザインだけに集中しましょう!
<デザイン優先がおすすめな理由>
- デザインスキルだけでも案件獲得できる
- バナー制作、LPデザイン、SNS用グラフィックはコーディング不要
- 学習範囲を絞ることで習得スピードが2倍以上になる
- デザインで稼ぎながらコーディングを学べる
バナーデザインだけでも副業で月に3〜5万円、中には20万円以上稼いでいるデザイナーさんもたくさんいます。あれもこれも手を出すのではなく、まずはデザインのプロになることを目指しましょう。
2. トレース”だけ”に頼らない
トレースは「何を学べばいいか分からない」という迷いを完全に消してくれる最強の学習法です。ですが、トレースだけを続けていても、デザインスキルはほとんど上がりません。
5〜15作品くらいトレースしてみて、「Photoshopの操作に慣れてきた」「良いバナーの特徴がわかってきた」となんとなく思えたら、トレースからは卒業しちゃいましょう!
「まだオリジナルを作れるほどは自信がないから」「トレースが楽しいから」と思っていると、いつまでもデザインが一人前にはならないので注意してくださいね。
3. 添削でプロの視点を取り入れる
独学の最大の弱点は「自分の間違いに気づけない」こと。
プロによる添削で、数ヶ月かかる試行錯誤を数時間に短縮できます。
<添削を最大限活用するコツ>
- 自分的にかなり良くできたと思う作品を見てもらう
- 指摘された点を1つずつ確実に改善する
- なぜその改善が必要なのか理由を聞く
プロからのフィードバックが受けられるスクールに通うのが最もおすすめですが、スクールに通わずとも、ココナラやMENTAなどのサービスを上手に使えば、1回3,000円〜から添削サービスを受けられます。時間をお金で買うと考えれば非常にコスパの高い投資ですよ。
忙しい中で、短い勉強時間で学びたいと考えている方は、添削は必須で受けましょう!
4. 目的思考で”やらない勉強”を決める
効率化の本質は「やるべきこと」を増やすのではなく、「やらないこと」を明確にすることです。
例えば、こんな感じでやらない勉強を決めましょう!
- バナーデザイナーになりたい → Illustratorは後回しでOK
- LP制作で稼ぎたい → コーディングは外注に回せばOK
- まずは副業で月3万円 → SNSでの集客は後回しでOK
集中すべきは、案件を獲得できるレベルのデザインスキルを最短で身につけること。
それ以外は全て後回しで構いません。
5. 実践を早めに経験して学習効率を上げる
完璧を目指して勉強し続けるより、早めに実案件に挑戦する方が圧倒的に成長スピードが速くなります。
早めに実践にうつることで、「クライアントの要望を形にする実践力」「修正対応を通じた改善スキル」「実務レベルで求められる基準値」などが学べるのです。
ポートフォリオに掲載する作品が3~5つほど用意できたら、すぐに案件に応募しましょう。最初は低単価の簡単な案件で構いません。実案件を経験すると、「自分に足りないスキル」が明確になり、本当に必要なスキルだけを効率的に習得できますよ。
自信がない方は、「コンペ形式」の実案件に応募するのがおすすめです。
コンペ形式なら、失敗してもクライアントに迷惑はかけないですし、採用されたデザインと自分が作ったデザインの差から学ぶこともできます。
忙しい中でWEBデザインの学習と両立させた事例3選
ここでは、本業や子育てなどで忙しい中でもWEBデザインの勉強と両立させた先輩の事例をご紹介します。
3名ともこのメディアを運営している日本デザインスクールの卒業生ですが、3名から学べる両立のコツは、独学中の方や他スクールで学ぶ予定の方の参考にもなるはずです。
先輩の事例から、勉強時間確保のコツや両立の具体例をぜひ学んでくださいね!
①仕事も子育ても両立頑張りたいママさんの事例
いまやっている本業のお仕事も、子育ても、どちらも頑張りながらWEBデザインも学んでいきたいというママさんパパさんは多いと思います。
そんな方にご紹介したいのが、まなみんさんの事例です↓
扶養内パートからの脱却。35歳を過ぎたからこそわかるデザスクの価値。|まなみん
まなみんさんは仕事と子育て、デザスクの受講に加えて別でパソコンスクールにも通っていたそうです。
そんな多忙な中でもWEBデザインの勉強と両立できたコツは、家族の協力。
“課題に一生懸命取り組んでる姿を家族は近くで見ていてくれた為、休みの日には夫も慣れない料理や家事を手伝ってくれたり、小学一年生の娘も1人でお風呂に入ってくれて、寝てくれたりと協力してくれました。家族の理解と協力なしには、やり遂げられなかったかもしれません。本当に感謝しています。”と、記事の中にも書いていらっしゃいます。
②本業+3歳双子ワンオペママさんの事例
次にご紹介するのは、なんと双子のお子さんをワンオペで見ているというとみさんの事例です。
3歳双子ワンオペママがデザスクを受講!45日で本当にwebデザイナーになれる?
とみさんは、こんなスケジュールでWEBデザインの学習と子育てと本業を両立されていたそうです。
- 9:00〜17:00 本業(合間でオンライン講義受講)
- 17:30 保育園お迎え〜ワンオペ家事育児
- 22:30 寝かしつけ終了
- 24:00〜3:00 本業+学習
かなりハードなスケジュールですが、「45日」という期限が決まっていたことも良かったのだとか。
独学中の方もぜひ「この2ヶ月は本気で頑張る!」のように、頑張る期間を決めるのがおすすめです。
③看護師×2児のシングルマザーさんの事例
【全ママ必見】2児のシンママが脱サラしてWEBデザイナーに大転身した方法公開!
最後にご紹介するのが、デザスク入門編87期を卒業されたみのちゃんは、夜勤もある看護師さんのお仕事をこなしながら、2人のお子さんを育てながら、WEBデザインの勉強に取り組み、見事WEBデザイナーに転身されました。
動画内でお話しされている両立のコツはこんな感じ。
- 朝の作業会(朝5時〜7時)に参加する
- 子どもを20時には寝かせる!(お子さんの協力も大きい◎)
- そのために、お子さんに自分の想いややりたいことをちゃんと伝える
一緒に頑張る仲間や、家族の協力が、忙しい中でも両立させるコツだったようです。
お子さんにもちゃんと、どうしてWEBデザインを学んでいるのか、学んだ先にどういう未来が待っているのかを伝えて協力してもらうのは素敵だなと思いました。
まとめ
WEBデザイナーを目指すうえで必要な勉強時間は、ざっくり 100〜1000時間です。
10倍も差が生まれているのは、「何を学ぶか」「どうやって学ぶか」で必要な勉強時間が大きく変わってくるからです。
もっとも短く到達できるのは「デザインだけ×スクール」で、100〜250時間(約2ヶ月)が目安。デザインとコーディングを独学で進める場合は、迷いやすさも相まって 半年〜2年・最大1000時間ほどかかることもあります。
良し悪しはありませんが、「子どもとの時間を増やすために在宅ワークがしたい」「フリーランスを目指したい」「クリエイティブなお仕事にチャレンジしたい」という方であれば、デザインだけの学習で十分ですし、おすすめです。
ですが、大事なのは情報に流されすぎず、「デザインだけでスタートするか? コーディングまで学ぶか?」「自分はスクールに通った方が良いタイプなのか?独学の方が向いているのか?」を自分のなかでハッキリさせること。
また、どのルートを選んでも、結局は毎日の積み上げが大事になってきます。
まずは短くても毎日勉強時間を確保するところから始めてみてください。
1日1時間だけでも、3年あれば1000時間に到達できますよ。
あなたの挑戦を応援しています!
