
「WEBデザイナーになろうと思ったきっかけは?」
そう聞かれて、言葉に詰まってしまったことはありませんか。
「正直、それほど強い動機はない」
「在宅で働けたらいいな、くらい」
「でも、それをそのまま言っていいの?」
面接対策やキャリア相談の場で、「どう伝えればいいのかわからない」と困ってしまうことってありますよね。
でも、安心してください。
最初から完成されたストーリーで語れる人なんていません。
この記事では2つのステップで、あなたの「WEBデザイナーになろうと思ったきっかけ」を整理していきます。
<ステップ1>
- まずは、現役WEBデザイナーたちのリアルな「きっかけ」を知りながら、あなた自身の本音を見つけていきます。
<ステップ2>
- そのうえで、あなたの本音ときっかけを面接や志望理由で「伝えられる形」に整える方法を解説します。
「そんな大したきっかけなんてない…」
そう感じている方でも大丈夫です。
小さなきっかけも、整理すればちゃんと“語れる理由”になります。
読み終えるころには、「この流れで話せばいいんだ」と面接でのイメージが持てるようになっているはずです。
ではさっそく、あなたの中にある「きっかけのタネ」を見つけるところから始めましょう。
<この記事でわかること>
- 現役WEBデザイナー実際の声|「WEBデザインを学ぼうと思ったきっかけ」
- データで見る|現役WEBデザイナー103人の「きっかけ」
- 「WEBデザイナーになろうと思ったきっかけ」面接での伝え方
- 「WEBデザイナーになりたいと思ったきっかけ」NG例と模範例
目次
現役WEBデザイナーに聞いてみた「WEBデザインを学ぼうと思ったきっかけ」
まずご紹介するのは、現在活躍中のWEBデザイナーに聞いた「WEBデザインを学ぼうと思ったきっかけ」です。
私たちが運営するWEBデザインスクールは、これまでに4,000人を超えるデザイナーを育てています。そこで、卒業後夢を叶えた先輩たちに「きっかけ」を聞いてみることにしました。
さまざまな人のきっかけを知ることで、共感したり新たな発見があったりするかもしれません。
あなた自身のきっかけを振り返り、面接で語る際のヒントに役立ててくださいね。
ここでは、1,000人を超える実際の声を「きっかけ」のタイプ別に整理して紹介していきます。
<主な「きっかけ」9タイプ>
- 在宅で働きたかった
- 自分のペースで無理なく働きたかった
- 将来に備えて手に職をつけたかった
- 好きなことを仕事にしたかった
- やりがいのある仕事がしたかった
- 場所に縛られずに働きたかった(ノマドワークに憧れていた)
- コロナ禍で今までの仕事ができなくなった
- WEBデザインの需要や可能性を感じた
- まずは副業から始められそうだと思った
※ここで紹介する卒業生の声は以下のインタビューから引用しています。
在宅で働きたかった
在宅で働けることを理由に、WEBデザインにたどり着いた方は少なくありません。
背後にあるのは「子育てや家族の時間を大切にしたい」という思いです。
『介護など、家庭の事情で外での仕事が続けられなくなりました。在宅で稼げる仕事を探していて、WEBデザイナーにたどりつきました』
― すーさん『2人目の子どもを出産したタイミングでシングルになりました。子育てがあるから働きに出られず、家でできる仕事を探していて、パソコンを使う仕事に興味を持ちました』
― ゆうこりん
「在宅でできる仕事の選択肢のひとつ」としてWEBデザインと出会った方が多いのが特徴です。
自分のペースで無理なく働きたかった
激務や体調不良など、今までの働き方に限界を感じたことがきっかけになるケースもあります。
『前職で残業200時間。3回倒れて働き方を変えようと思いました』
― けいさん『前職が忙しすぎて転職を決意しました。「何かスキルを身につけないと」と思っていたときに、WEBデザイナーという仕事を知りました』
― ふじもんさん
心身の健康を守るために、行動を起こしたという方も少なくありません。
将来に備えて手に職をつけたかった
将来への備えとして、強みとなるスキルを手に入れたいと考えた方もいます。
『夫の勤務形態の変化が激しく、子育てもしているので、いろんなことに対応できるよう手に職をつけたいと思っていたときにWEBデザイナーを知りました』
― みっちゃん『正直、最初はデザインをやりたかったわけではないんです。将来のためにスキルを身につけたくていろいろと探していました』
― おかよさん
「どこでも通用するスキルを身につけたい」「あらゆる状況下に対応できるようにしておきたい」という思いでWEBデザインを始めるケースも多い印象です。
好きなことを仕事にしたかった
仕事をする上で、「好き」という気持ちを優先したかったというのも立派なきっかけです。
『絵画が趣味で、漠然とデザイナーになりたいと思っていたときに、WEBデザインの本に出合いました』
― みほちゃん『アパレル関係の仕事をしたことがあって、カラーとかデザインに元々興味があったのでWEBデザインを勉強してみようと思いました』
― ゆうこりん
最初は「趣味」や「興味」でも、 学び始めることで少しずつ仕事としてのイメージが育っていく方もいます。
やりがいのある仕事がしたかった
仕事にやりがいを求めた結果、クリエイティブな分野に心惹かれたという方もいます。
『コールセンターの契約社員として務めながら、ずっと自分の働き方や人生に悩んでいました。時間を忘れるくらい仕事に夢中になりたくて、WEBデザインにたどり着きました』
― さきさん『子育てをしながら会社員として働いてきて、50歳を過ぎてふと「このままでいいのかな」と思ったんです。年齢を重ねて守りに入るのではなく、もう少しやりがいのある仕事がしたいなと思いました』
― あっこさん
マンネリ化や主体性を持って働けない現状が、キャリアチェンジの決意につながったというケースも多いようです。
場所に縛られず働きたかった(ノマドワークに憧れていた)
場所に縛られず働きたい、という思いからWEBデザインに興味を持つ方もいます。
『世界中を旅したいという夢があり、パソコン1台でできる仕事を探していました。プログラミングに挫折して、デザインの動画を見つけたのがきっかけです』
― のんちゃん『元公務員(中学校教員)でした。日本を一周しながら家族の移住先を見つけるという目標があり、それを実現するためには場所に縛られない働き方が必要だったんです。だから、WEBデザイナーという道を選びました』
― 高田さん
「自由に働けたらいいな」という憧れが、 WEBデザインに触れる最初の一歩になることもあるんです。
コロナ禍で今までの仕事ができなくなった
社会の変化が、人生の転機になることもあります。
『接客業をしていましたが、コロナでお店がなくなってしまって・・・。コロナ禍でも強い職種に転職しようと思いました』
― みゆみゆさん『都内のホテルで働いている時に緊急事態宣言になったんです。人件費削減のため仕事がなくなってしまいました。
地元の福島に戻っタタイミングで、興味があったWEBデザインを勉強することにしました』
― 細貝さん
環境の変化がきっかけで、「これからの働き方」を考え直した方も多くいます。
WEBデザインの需要や可能性を感じた
仕事の中で、WEBデザインの需要の大きさに気づいた方もいます。
『別分野で起業しましたが、WEBデザインの需要を強く感じました。これができたら仕事の幅が広がると思いました』
― トモくん『もともとライター業やコーチングの仕事をしていました。自分のSNSの記事作ったり、起業家さんのSNSの記事を作ったりしていましたが、併せてデザインのスキルを求められることが多かったんです』
― あそゆかさん
実体験からWEBデザインの必要性を感じ、チャンスを広げる目的で始めるパターンです。
まずは副業から始められそうだと思った
収入の柱を増やしたいというきっかけで始めた方もいます。
『家でできる副業で、お小遣いが増えたらいいなと思っていました』
― かすみん『最終目標は本業を辞めて、フリーランスのWEBデザイナーとして活躍することですが、まずは現状をキープしつつ副業で収入をアップしたいです』
― まみちゃん
本業があっても掛け持ちしやすい職種のため、「まずは少し試してみたい」という方が副業として始めるケースも増えています。
<9つの「きっかけ」を面接で伝える際の注意点>
ここまで、現役WEBデザイナーたちのさまざまな「きっかけ」を紹介してきました。
共感できるものや、「自分も近いかも」と感じたものがあったのではないでしょうか。
ただし、ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。
これらのきっかけは、すべてがそのまま面接で使えるわけではありません。
たとえば、「ノマドワークに憧れていた」「自由に旅をしながら働きたかった」といった理由は、正直な本音ではあっても、伝え方を間違えると「すぐ辞めてしまいそう」と受け取られる可能性があります。
だからといって、そのきっかけが悪いわけでも、隠すべきものでもありません。
大切なのは、「そのきっかけをどう整理して、どう伝えるか」です。
具体的に方法は、このあと「面接での伝え方」の章で詳しく解説していきますね。
データで見る|現役WEBデザイナー103人の「きっかけ」
次に見ていくのは、103人の現役WEBデザイナーへのアンケートデータです。
ここで紹介するのは、フリーランスWEBデザイナーを対象にした調査結果ですが、「どのような理由からWEBデザインに踏み出しているのか」という点は、 転職を考えているあなたにとっても十分参考になる内容です。
面接で語る「きっかけ」を考えるヒントとして、客観的な数字とともに見ていきましょう。
2022年5月に私たちが実施した現役103人へのアンケート調査結果は以下の通りです。

引用:【フリーランスWebデザイナー103人にアンケート】月収いくらならフリーランスWebデザイナーに転身を検討する?
アンケート結果を見ると、WEBデザイナーを目指した理由として、次のような声が多く集まりました。
- 働く時間や場所に縛られ図に働きたかった
- モノづくりやデザインに興味があった
- 今の働き方や人間関係に限界を感じていた
- 将来に備えてスキルを身につけたかった
この結果から見えてきたのは、 最初からWEBデザインに強い思い入れを持っていた人ばかりではないという点です。
多くの方が、ごく身近な理由からWEBデザインを「選択肢のひとつ」と捉えていました。
WEBデザイナーを目指すきっかけに「正解」はありません。
「在宅で働きたい」「今の仕事をこのまま続けるのが不安」「何かスキルを身につけたい」どんなきっかけでもアリなのです。
些細なきっかけからスタートしてWEBデザイナーになれた方がたくさんいる事実のほうが注目すべき点です。
では、そのきっかけを面接官に響くように伝えるにはどうしたらいいのでしょうか?
次の章で詳しく解説していきます。
「WEBデザイナーになろうと思ったきっかけ」を面接でどう伝えればいい?
WEBデザイナーを目指した「きっかけ」は、立派なストーリーでなくても大丈夫です。
面接で大切なのは、「すごい理由があるかどうか」ではありません。
なぜ気になり、なぜ今も関心を持ち続けているのか、その流れをあなたの言葉で説明できるかどうかです。
この章では、あなた自身のきっかけを、どう整理して・どう伝えればいいかを一緒に考えていきます。
面接で聞かれる「きっかけ」は、立派な成功体験でなくていい
面接官が知りたいのは、 「華やかなエピソード」や「完璧な志望理由」ではありません。
見られているのは、WEBデザイナーという仕事に対してどのように関心を抱き、どう向き合おうとしているかです。
たとえば、次のような理由も十分面接で語る「きっかけ」として成立します。
- 在宅で働けたらいいな、と思った
- 将来が少し不安でスキルを探し始めた
- 今の仕事をこのまま続けることに違和感があった
大切なのは、「なぜそれが気になったのか」「なぜ今もWEBデザインに目を向けているのか」を、あなた自身が理解していることです。
小さなきっかけを印象的に伝える方法
きっかけを「層」で語ることで、些細なエピソードを印象的なものにすることができます。
次のようにあなたの「きっかけ」を時系列で整理してみましょう。
- ファーストステージ:WEBデザインに関心を持ったきっかけ
- セカンドステージ:WEBデザイナーになる決意を固めたきっかけけ
最初は小さな興味でも、 調べたり、考えたり、行動したりする中で、WEBデザイナーを目指す理由は少しずつ育ってきたはずです。
実際に今回ご紹介した先輩デザイナーのきっかけも、シンプルに1つの出来事として語られていたわけではありません。
いくつかのきっかけが層となって重なり、「WEBデザイナーになること」が具体的な目標として定まっていったのです。
たとえば、「好きなことを仕事にしたい」とWEBデザイナーを目指した“ゆうこりん”のきっかけも1つではありません。
- ファーストステージ(WEBデザインに関心を持ったきっかけ)
- シングルにマザーになって、在宅で働ける仕事としてWEBデザインに関心を持った
- アパレル業界での経験からカラーやデザインに興味を持ち、WEBデザインを学ぼうと思った
- スクールを探すなかで憧れるWEBデザイナーに出会い、自分もやってみようと思った
- セカンドステージ(WEBデザイナーを目指す覚悟を決めたきっかけ)
- WEBデザインを学び始めたことで、デザインを作る魅力を知った
- デザインで人を喜ばせたいと思うようになった
- スクールで受講するなかで、「手に職をつける」重要性を学んだ
小さなきっかけが層となって重なり、WEBデザイナーを目指す揺るぎない決意に育っていった過程がよくわかりますね。
そのプロセスごと伝えることが、面接では大きな強みになります。
WEBデザイナーになりたいと思ったきっかけ」NG例と模範例
ここでは、よくあるNG例と模範例を比べながら、どこを直せばよくなるのかを一緒に見ていきましょう。
「WEBデザイナーになりたいと思ったきっかけ」は、言い方次第で印象が大きく変わります。
大切なのは、立派に見せることではありません。
あなたの中にあるきっかけを、相手に伝わる形に整理できているかどうかです。
NG例|「なんとなく良さそうだったから・・・」で終わってしまう
よくあるのが、自信が持てず曖昧な伝え方になってしまう例。
『将来的にWEBデザインができたらいいなと思って・・・』
『働き方を変えるならWEBデザイナーがよさそうだと思ったので・・・』
この伝え方がNGになる理由は、きっかけが些細だからではありません。
理由が具体性に欠け、相手に状況が伝わらないからです。
この一文だけだと、次のことが見えてきません。
- なぜ「WEBデザイン」なのか
- WEBデザイナーを目指す熱意
結果として、「本気度が低いのでは?」と誤解されやすくなってしまうのです。
模範例|小さなきっかけを流れで整理して伝える
一方で、同じきっかけでも整理して伝えるだけで印象は大きく変わります。
たとえば、こんな言い方です。
<例1>
『在宅で働く選択肢を探す中でWEBデザインを知りました。
調べていくうちに、WEBデザインがあらゆるものの売り上げや人気、トレンドに影響を与えていることに気づき、私もデザインで世の中を変えたいと思うようになりました』
<例2>
『手に職をつけたいと思っていたところ、たまたまインターネットでWEBデザインの動画を見かけ、興味を持ちました。
スクールを受講し、マーケティング視点でのデザインスキルを身につけたので、自分が手掛けたデザインの影響力を試したいと思っています』
ここで工夫したのは、前の章でお伝えしたようにきっかけを層で整理し、現在地までを明確にした点。
- WEBデザインに関心を持ったきっかけ
- WEBデザイナーを目指すさらなるきっかけ
- 今後どのように貢献できる/したいのか
この3点が揃うと、小さなきっかけでも十分に熱意や意欲を伝えられます。
まとめ|きっかけは「完成形」じゃなくていい!今に至るプロセスを語れるようにしよう
「WEBデザイナーを目指すきっかけ」のタネ探しから始まった今回の記事。
ここまで読んでくださったあなたなら、もう自信を持ってきっかけを語れるようになっているのではないでしょうか。
この記事では「きかっけ」と「本音」をどう捉え、どう伝えればいいのかを、2つのステップで整理してきました。
ステップ1:あなた自身のきっかけを振り返り、本音を確認する
ステップ2:その本音を、面接で伝わる形に整える
ここまでの内容をおさらいしておきます。
◆ 現役WEBデザイナーたちのさまざまな「きっかけ」からわかったこと
多くの先輩デザイナーは、「働き方を見直したい」「手に職をつけて将来に備えたい」「好きなことを仕事にしたい」 といった、とても身近な気持ちから一歩を踏み出しています。
実際の声やアンケートデータからわかったのは、 最初からWEBデザインに強い思い入れがあった人ばかりではないということ。
始まりはどんなきっかけでもOK。
芽生えた興味を見過ごさず、実際に行動できたかどうかが重視されます。
◆自分のきっかけと本音を整理し、面接接で効果的に伝える方法
ポイントは、きっかけを「層」で語ること。
- ファーストステップ:WEBデザインに関心を持ったきっかけ
- セカンドステップ:WEBデザイナーを目指す覚悟を決めたきっかけ
きっかけは、1つの出来事である必要はありません。
小さな出来事が重なり、層になって今のあなたにつながっています。
そのプロセスごと伝えることで、面接官に響く伝え方ができるようになります。
ここまできたらあとは自信を持って面接に挑むだけです。
その一歩こそあなたの未来をかえる大きなきっかけになるはず。
応援しています!
