先人から学ぶ!WEBデザイナー独立に必要な心構えと今すべきこと

「WEBデザイナーとして独立したい!」という想いがあるものの、
「自分でできるのか」「どうすればいいのか」など不安や疑問を抱え一歩踏み出せない人もいるのではないでしょうか。

確かにWEBデザイナーは独立できる仕事ですが、独立するからこその辛さや、スムーズに進めるための注意点もあります。

そこで今回の記事では、WEBデザイナーとして独立するための心構えや向いている人の特徴、独立する具体的な手順や今からできる準備まで、まとめて詳しく解説していきます。

WEBデザイナーとして独立し月収100万円達成する卒業生も輩出している日本デザインスクールの経験と、卒業生のリアルな声も合わせて紹介していくので、WEBデザイナーとして独立することの良し悪しも全てリアルにわかるはずです。

WEBデザイナーとして独立したいと考えている人は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

WEBデザイナーとして独立するための心構え

WEBデザイナーとして独立する前に、必ず覚えておいてほしい心構えがあります。

<WEBデザイナーとして独立するための心構え>

  1. 仕事は自ら積極的に獲得しにいく
  2. WEBデザイン以外の業務も面倒くさがらない
  3. うまく回り始めるまでは会社員以上の忙しさも覚悟する
  4. 収入が減ることも覚悟する

上記4つの心構えができていないと、WEBデザイナーとして独立しても上手くいかなかったり、「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性が高くなります。

これから4つの心構えについて詳しく解説していくので、独立前に心に刻んでおいてください。

仕事は自ら積極的に仕事を獲得しにいく

WEBデザイナーとして独立した場合、仕事は自ら積極的に獲得していきましょう。独立後は会社員とは違い、何をしなくても仕事や給与がもらえる環境ではありません。

会社員であれば、仕事を獲得するのは営業担当が行ってくれることがほとんどでしょう。

自分はWEBデザインの仕事に集中しているだけで、どんどん仕事が回ってきますよね。すが独立をしたら、待っているだけでは仕事はやってこないのです。

日本デザインスクール卒業生のふじもんさんは、未経験から脱サラしWEBデザイナーとして独立し、月収100万円を達成しています。

受講中からSNSを使って自らの存在をアピールしたり、セミナーに参加して人脈を獲得したりと奮闘していたそうです。

参考:日本デザインYouTube

WEBデザイナーとして独立した先人の例を見ても、独立した場合は自分でどれだけ人脈や仕事を増やすための行動を起こせるかが独立後の明暗を分けていることが分かるはずです。

独立を考えているのであれば、必ず自分から積極的に動く姿勢を忘れないようにしましょう。

WEBデザイン以外の業務も面倒くさがらない

WEBデザイナーとして独立する場合、WEBデザイン以外の仕事も自分で行わなければいけません。

会社員であれば、案件獲得は営業に、書類や処理は事務に、と役割が割り振られていました。

そのためWEBデザインの仕事に集中することができましたが、独立後は全て自分で考えなければいけません。

独立後WEBデザイン以外に行うべき業務

  • 案件獲得
  • 請求書作成・管理
  • 契約書作成・管理
  • 資金繰り
  • 確定申告

 など

事務系業務は外注することもできますが、費用も掛かりますし依頼先の検討・対応などは自分で行う必要があります。

<事務系仕事外注の相場>

仕事内容

相場

一般事務

約50,000円/月

確定申告

約100,000円/1回

資金繰り

成果報酬5%前後

法人化し人を雇うという選択もありますが、その場合でも社員の面接や給与含め資金繰りもしっかり考えなければいけません。

WEBデザイナーとして独立するということは、全ての責任が自分に来るということです。

事務仕事などWEBデザインと関係ない業務も、仕事をする上では大切なものですから、面倒くさがらずきちんと行っていきましょう。

独立後に考えるべき経費については、こちらの動画でも詳しく解説されているのでぜひ参考にしてください。

WEBデザイナーとして独立してうまく物事が周り始めるようになるまでは、会社員以上の忙しさも覚悟しておきましょう

独立すれば自由だというイメージもありますが、まず大前提として生活できる収入を得なければいけませんよね。

ですが独立直後は低単価案件から始まることも多いので、複数案件を抱えなければいけないこともあるのです。

実績として提示できるものがない個人に依頼しようという人は少ないはずですから、まずは自分の価値をあげるためにも、低単価でも沢山の案件をこなし、実績を積んでいくことも必要。

未経験から脱サラを叶えた飯倉さんも、最初のころは1件数千円のバナー制作を月15件程こなしていたとおっしゃっています。

フリーランス白書2023のデータでも、平均的な案件同時進行数は1~3件という結果が出ています。

参考:フリーランス白書2023

ただしこれは、WEBデザイナーに限ったデータではありませんし、WEBデザイナーの場合はどんな案件を受注するかで所要時間も大きく変動します。

<WEBデザイン案件単価相場と制作時間目安一覧表>

案件

単価相場

制作時間目安

WEBサイト一式

40万円~150万円

約2~4ヶ月

WEBサイトトップページ

5万円~13万円

約2~3週間

WEBサイト下層ページ

2万円~5万円

約3週間~1ヶ月

バナー制作

5,000円~2万円

約1~2時間

YouTubeのサムネイル

1,500円~5,000円

約30分~1時間

LINEのリッチメニュー

1万円~3万円

約1~2時間

LP(ランディングページ)

・PC対応:5万円~20万円

・レスポンシブ対応:5万円~50万円

約1ヶ月

ロゴのデザイン

1万円~8万円

約2~3週間

制作期間については個人差があるものの、日本の平均月収約31万円をひと月で稼ごうとすると、

  • 単価を高くする
  • 制作スピードをあげる
  • 複数を同時進行していく

などの対応をしていかないと難しいことがわかります。

独立したばかりのころは会社員以上の忙しさになることも覚悟し、家族やプライベートとの調整をしておきましょう。

一時的に収入が減ることも覚悟する

WEBデザイナーとして独立した後、一時的に会社員時代より収入が減る可能性もあります。

独立しても、自分で仕事を獲得できなければ収入はありません。また、独立したてでいきなり高単価案件を任せてもらえる可能性も低いですよね。そのため、仕事が得られても低単価なこともあります。

実績を積めば会社員以上の高年収も目指せますが、スタートし始めは特に、一時的に収入が減ってしまうことがあるのです。

在宅で月25万を稼ぐママWEBデザイナーの宮本さんも、スクール卒業後もすぐには安定した案件獲得にはつながらず、本格的に稼働してからも最初は数万円程度だったとおっしゃっています。

また、最高月収200万円を達成したシングルマザーフリーランスWEBデザイナーの市川さんも、最初に取れた案件から数ヵ月はほとんどお仕事が得られなかったとおっしゃっています。

今高収入を獲得しているWEBデザイナーであっても、最初のころはあまり稼げない時期があったんですね。ですが同時に、きちんとした方法で続けていれば結果は出るという証明にもなっています。

WEBデザイナーとして独立した後は一時的に収入が減ることも予測し、生活防衛費を確保しておくのも良いでしょう。

WEBデザイナーとして独立することが向いている人の特徴

WEBデザイナーとして独立することが向いている人の特徴として、下記3つがあげられます。

<WEBデザイナーとして独立することが向いている人の特徴>

  • 自由の中でも自分を律せれる人
  • 一人時間が長くても苦ではない人
  • 先を見通した資金繰りができる人

先の見出しで触れたとおり、独立するのであれば自分で行動することや覚悟も必要です。
ですがそのほかの部分として、上記3つはWEBデザイナーとして独立するためにとても重要なポイントになります。

自由の中でも自分を律せれる人

自由だからといって羽目を外しすぎず、自分を律することができる人はWEBデザイナーとして独立することが向いています。

WEBデザイナーとして独立すると、以下のように会社員より自由に決められることがとても多いです。

  • 誰と付き合うか
  • どんな仕事を受けるか
  • どのようなスケジュールにするか
  • いつ休むか

ですが、WEBデザイン案件には必ず納期があります。納期遅延を何度も繰り返し、自分の都合だけで作業を進めていてはクライアントの信用を失ってしまいますよね。

こちらの動画の中でも、現役プロWEBデザイナーが、「怒られることがない(上司がいない)から、まぁいっか!って自由をはき違えてしまう人も多い」とおっしゃっています。

参考:【知らないと損】フリーランスになっても会社員戻りしてしまう人の特徴5選

自由だけれど、自由だからこそ守るべきものがあるということを理解し、自分を動かしていける人はWEBデザイナーとして独立してもダラダラと怠けることも、まぁいいかとなぁなぁになってしまうリスクも少ないため、独立が向いているでしょう。

一人時間が長くても苦ではない人

一人時間が長くても苦に感じない人も、WEBデザイナーとして独立することが向いています。

会社員の場合、分からないことはすぐ聞けたり休憩時間に同僚とおしゃべりしたり、なんだかんだ人と付き合う時間が多いのです。

しかし独立してしまうと、基本的には一人。人付き合いが苦手だからと独立の道を選ぶ人もいるかもしれませんが、1日全く誰とも喋らないということが苦しくなってしまう可能性もあるのです。

株式会社Lboseが調査した「フリーランスの健康に関する調査結果」をみても、「日々の仕事の中で孤独を感じることがあるか」という質問に「ある」と回答した人が約半数。

参考:PRタイムズ

一度フリーランスとして独立してから1ヶ月で会社員に戻った経験があるとこちらの動画で現役プロWEBデザイナーが語っていますが、一番大きな理由はやはり孤独感だったそう。

このことからも、一人でパソコンと向き合うこと、毎日誰かと話ができなくても苦に感じない人が独立に向いていると言えます。

ですが、知らず知らずのうちに孤独をため込まないように、外部との交流やプライベートの充実など、うまくバランスを取るようにしていきましょう。

先を見通した資金繰りができる人

資金繰りができる人は、WEBデザイナーとして独立しても不安は少ないはずです。

WEBデザイナーとして独立するということは、会社員のように毎月安定した給与がもらえるわけではありません。

こちらの動画でも、「フリーランスWEBデザイナーの場合は月によって稼働が大きく異なるので、稼働時間や収入の差が辛い」と現役プロWEBデザイナーがおっしゃっています。

参考:【知らないと損】フリーランスになっても会社員戻りしてしまう人の特徴5選

今月は多く収入があったから沢山使ってしまうと、次の月案件が少なくて支払いに困ってしまうという事態にもなりかねません。

毎月安定した収入を確保するための行動も必要ですが、先を見通した資金繰りもWEBデザイナーとして独立するためには必要なのです。

WEBデザイナーが独立するための手順

WEBデザイナーとして独立するためには、下記6つの手順に沿って進めていきましょう。

<WEBデザイナーが独立するための手順>

  1. 自分のデザインスキルを見直す
  2. 不安を感じる場合はデザインスキルを磨く
  3. 独立後の単価設定を行う
  4. 副業からスタートし独立後の目途をつける
  5. 独立後の目途がたったら退職届を会社に提出する
  6. 退職後は開業届を提出し独立の完了

いきなりWEBデザイナーとして独立することは、リスクも高まります。
上記6つの手順を踏み、確実にWEBデザイナーとして独立する道を歩みましょう。

自分のデザインスキルを見直す

現在WEBデザイン会社に勤めている人もいるかもしれませんが、いまあるスキルで独立が叶うのかをもう一度見直してください。

WEBデザイナーとして独立したいと考えるのであれば、自分一人の力で稼げるスキルを身につけなければいけません。

こちらの動画では、「フリーランスWEBデザイナーがお金を稼げない理由はデザインスキルが未熟か、行動していないかの2つだけ」と断言されています。

スクール卒業後独立し月100万を稼いでいる遠藤さんも、「最初から稼ぎごうと実績を積みに行くのではなく、まずスキルが必要」と、おっしゃっています。

行動は自分の意志で変えられても、デザインスキルは「頑張るぞ!」と意気込んだからといって身につくわけではありません。

そのためまずは、自分が稼げるレベルのデザインスキルを持っているのか、今一度見直しをしましょう。

どの程度のデザインスキルがあればいいかというのは、こちらの動画たちを参考にしてください。
現役プロWEBデザイナーの意見と共に、仕事が取れるデザイン例が豊富に紹介されています。

参考:【驚異の20万円LPデザイン】WEBデザイナーの高単価LPのポートフォリオを大公開!

参考:【1枚20万円】超高単価のLPデザインのポートフォリオ紹介【WEBデザイナー】

1本20万円で受注できるLPが作れるデザインスキルがあれば、月1本受注するだけでも余裕が生まれますよね。この動画を参考に、ぜひ自分のデザインスキルレベルを独立前に見直してください。

不安を感じる場合はデザインスキルを磨く

自分のデザインスキルに不安を感じる場合は、もう一度デザインスキルを身につけましょう。

もし「独立のためにもう少しWEBデザインスキルを身につけたい。今のままでは不安が残る」と思うのであれば、スクールの利用をおすすめします。

日本デザインスクールの卒業生である阿曽さんは、独学をやめてスクールを利用したことで、自分の制作物に自信が持てただけでなく、なんと受講期間中に137万円の案件を獲得できたそうです。

ですが、日本デザインが年収1,000万円を超えるフリーランスWEBデザイナーを対象に行った調査では、フリーランスとして独立するためにスクールに通っていた経験があるという人が16.0%と、とても低い結果になっています。

参考:PRタイムズ

ですがその分、フリーランスWEBデザイナーとして年収1,000万円を超える事に苦労したと回答した割合も約半数と高い結果になりました。

参考:PRタイムズ

独立する=年収1,000万円超えなければいけないというわけではありませんが、独立するなら会社員以上の収入を目指したいと思う人も多いはずです。

WEBデザイナーとして独立してから、よりスムーズに稼いでいきたいと思うのであれば、スキルを磨くことは必須条件。

そしてWEBデザイナーとして独立し稼げるスキルを身につけるためには、実際にフリーランスで活躍しているWEBデザイナーから学ぶことが一番。

こちらの動画でも、「WEBデザイナーとして成功するには、既にWEBデザイナーとして活躍している人から学ぶこと」と、現役プロWEBデザイナーのお二人がおっしゃっています。

参考:日本デザインYouTube

その他、WEBデザイナーとして成功するための心構えやコツなどもお話しされているので、ぜひチェックしてみてください。

今のスキルのままで自分がWEBデザイナーとして独立してもやっていけるのか不安がある人は、もう一度WEBデザインについて学ぶことも検討してみましょう。
WEBデザインについて「学びすぎた」ということは、ないはずです。

独立後の単価設定を行う

WEBデザイナーとして独立後、どんな仕事をいくらで受けるのか単価を決めておきましょう。

単価設定は、独立後に自分がどの程度の仕事量で、どの程度の収入になるかを考えるためにもとても大切。
ですが今決めた単価でずっと固定しなければいけないということは無いので、気軽に考えて良いです。

安すぎても首が回らなくなってしまいますし、スキルと見合っていない高い設定をしても仕事を依頼されません。

こちらの動画では、「市場リサーチをして相場を掴み、自分が作れるデザインと比較してきめていくべき」と単価設定のコツを解説しています。

参考:日本デザインYouTube

独立してから自分が苦しくならないような単価設定を行い、独立後の収入や働き方をイメージしてみましょう。

副業からスタートし独立後の目途をつける

スキルを磨き単価を決めたからといっていきなり独立するのではなく、副業からスタートしましょう。

独立後の働き方や収入の目安が立っていないのに急いで独立してしまっても、思うように稼げなかったり「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクが高まってしまいます。

副業でも取り組める案件もありますし、クラウドソーシングサイトやココナラなどを使い、自分で仕事を探し受注するということにまずは慣れることが大切。

<副業案件が見つかるサイト>

サイト

タイプ

手数料/登録料

クラウドワークス

案件受注型

登録無料

手数料5%~20%

ランサーズ

スキル販売型

登録無料

手数料5%~20%

ココナラ

スキル販売型

登録料無料

手数料5.5%

ママワークス

求人サイト型

無料

すでに提示されている案件に応募する「案件受注型」や「求人サイト型」はもちろん、自分のスキルを提示し販売するココナラなどの「スキル販売型」などあらゆる場で案件を獲得することができます。

ココナラなどでは前のステップで決めた単価を参考に、自分ができることをどんどんアピールしていくとよいでしょう。
自分が決めた単価と市場には開きがあるなと副業案件を進める中で感じれば、単価設定を見直すのもいいですね。

最初は実績を積むために無料や低価格で受けるのも一つの手ですが、低単価が続いてはいつまでも独立の目途はたちません。
こちらの動画も、戦略的な単価設定が必要とおっしゃっています。

参考:日本デザインYouTube

現役プロWEBデザイナーによる単価アップについての指導が本気でされていますので、独立を考えている人や単価設定に悩む人はぜひ一度チェックしてみてください。

独立後の目途がたったら退職届を会社に提出する

副業で案件を受け、独立後の活動イメージや収入の目途がたったら、退職届を会社に提出しましょう。

退職届の提出については、一般的に退職希望日の1.2か月前には提出するとされています。

ですが退職届の提出時期について各会社の就業規則に定められていることがあるため、しっかり確認してください。

退職届の出し方について明確な決まりはないものの、以下のようなことに気を付けるべきという情報が多くありました。

<退職届提出で気を付けること>

  • なるべく人目の付かない場所で渡す
  • 上司に手渡しをする
  • 引継ぎを考えて退職届と退職日時を決める
  • 退職日までは気を抜かずしっかり働く

WEBデザイナーとして独立した後も人脈が大切ですから、トラブルにならず円満退職できるよう心がけましょう。

退職後は開業届を提出し独立の完了

退職をしたら、開業届を提出し無事、WEBデザイナーとしての独立が完了です。

開業届は、原則事業開始から1ヶ月以内に提出します。
開業届を出さなかったからと言って罰則はありませんが、確定申告時により節税効果の高い青色申告が使えるようになるなどのメリットがあるので提出しましょう。

<開業届概要>

概要

個人事業を開始したことの申告書類

提出期限

原則1ヶ月以内

提出忘れ罰則

無し

メリット

・青色申告の利用可能

・屋号による通帳等の作成可能

デメリット

・失業保険の喪失

・記帳義務の発生

開業届を出すことで記帳義務と失業保険の喪失というデメリットがありますが、記帳は独立後そもそもすべきことですし、独立して収入がある場合は開業届の提出・未提出にかかわらず失業保険の対象外ですから、大きなデメリットにはならないはずです。

WEBデザイナーとして独立するためにやっておいたほうがいいこと

WEBデザイナーとして独立するために、今からやっておいたほうがいいことが4つあります。

<WEBデザイナーとして独立するためにやっておいたほうがいいこと>

  • 独立前後のサポートをしてくれる存在を探す
  • コミュニケーション能力を磨いておく
  • セミナーや交流会などに積極的に参加しておく

会社員のうちからやっておけることはあるので、独立のためにぜひ今からできることを始めましょう。

独立前後のサポートをしてくれる存在を探す

WEBデザイナーとして独立するのであれば、独立前後のサポートをしてくれる存在を探しておくといいでしょう。

独立したいと思っても、右も左もわからない状態からスタートするのはとても勇気がいることですよね。
そしてそれを解消するためには、実際にWEBデザイナーとして独立している人のリアルな経験談やアドバイスほど、為になるものはありません。

実際、日本デザインが実施した「Z世代Webデザイナーのフリーランス転身」に関する意識調査でも、独立やフリーランスに転身するうえでの課題として「集客や受注の知識・ノウハウ不足」と感じている人が61.7%と最多。

<画像添付>

参考:PRタイムズ

そのため、WEBデザイナーとして安心して独立を進めるためにも、独立前後のサポートをしてくれる存在を見つけておくべきなのです。

こちらの動画では、日本デザインを代表するお二人が「WEBデザイナーを全力サポートする体制ができているのだから、そこに飛び込んできて欲しい」と語っています。
動画を見ていただけると分かるのですが、ここまでWEBデザイナーとして成功するために全力でサポートする熱意と体制を整えてくださっているのは凄く稀なことではないでしょうか。

参考:日本デザインYouTube

もしWEBデザイナーとして独立したいけれど右も左もわからないし頼れる存在が欲しいという人は、ぜひ一度、上記の動画や無料セミナーに参加してみてください。

コミュニケーション能力を磨いておく

WEBデザイナーとして独立したいのであれば、コミュニケーション能力を磨いておきましょう。

独立後は自分で仕事を獲得しに行かなければいけませんし、円滑なコミュニケーションが取れなければ同じクライアントから再度仕事を受注する機会も失ってしまいます。

フリーランス白書2024を見てみると、フリーランスが仕事を獲得する経路として最も多いのは人脈(知人からの紹介)。そして、最も収入を得られる仕事の獲得経路は「過去・現在の取引先」という結果がでています。

参考:フリーランス白書2024

このことからも、コミュニケーション能力が欠如していると、人間関係や信頼関係が上手く構築できず、独立しても仕事が獲得できなくなってしまうリスクが高まるということが分かるでしょう。

また、日本デザインが行った「ポータブルスキルの必要性に関する調査実施」でも、「フリーランスとして継続して仕事をする際に必要なスキルはデザインスキルよりポータブルスキル(どんな環境でも活かすことができるスキル)」と答えたのが全体の約65%を占めています。

そしてそのうち、ポータブルスキルの中でも重要なのはコミュニケーション能力だと回答した人が69.7%。

特にWEBデザイナーはオンラインでクライアントと関わることも多いので、文章でのコミュニケーションにおいても気を付けましょう。
筆者も文章でのコミュニケーションは顔色や声色が分からない分、とくに気を付けています。

  • 報連相はしっかり行う
  • 返信は遅くとも24時間以内には返す
  • いつでも丁寧な言葉遣いを心がける

など、当たり前のように感じることに気を付けているだけですが、フリーランスになって5年、いままで大きなトラブルはありませんし、ありがたいことに過去・現在のクライアントから再度お声がけいただくこともあります。

そのため、WEBデザイナーとして独立する前に今一度、コミュニケーションについて学びなおしておくことをおすすめします。

セミナーや交流会などに積極的に参加しておく

WEBデザイナーとして独立したいと考えているのであれば、セミナーや交流会などには積極的に参加していきましょう。

交流会やセミナーで同業種・異業種の人と関わることは情報交換にもなりますし、そこから新たな仕事に繋がることもあります。

先の見出しでも触れたとおり、WEBデザイナーとして独立するためには人とのつながりが重要。
今ある繋がりを大切にすることももちろんですが、新たに人脈を獲得するために動くことも大切なのです。

WEBデザイナーとして独立して10ヶ月で500万円稼いだ実績を持つ斎藤さんも、起業塾などに入り交流し案件獲得を広げていったそうです。

参考:日本デザインYouTube

お金を出して起業塾やセミナーに入会したとしても、自分が学びたいことが学べるだけでなく、お客様の獲得もできるので「お金を出すことが損」ではないんですよね。

動画の中で現役WEBデザイナーのお二人は、「リアルなコミュニティは紹介しあう文かがあるから、案件が途切れない」とおっしゃっているのも、とても印象に残ります。
独立しスムーズに収入を上げたいのであれば、今から積極的に人と関わっておくことは必須といえるでしょう。

まとめ

今回の記事では、WEBデザイナーとして独立するための心構えや向いている人の特徴、独立する具体的な手順や今からできる準備まで、まとめて詳しく解説しました。

WEBデザイナーとして独立する前に、会社員ではなく独立するからこその辛さや心構えをまず覚えておいてください。
自由な分、全責任が自分にかかるので、より自己管理や目標達成のための行動力は必要です。

そして会社員の今からでも独立のために準備しておけることはあるので、今からでも行動を始めましょう。独立に踏み出す際は、円満退職できるような配慮も忘れないでくださいね。